実は、最近、新しい部署に異動になりました。
新しい部署や会社など、新しい組織に移るときはワクワクもするし、すごく不安です。
自分が異動の話を聞いて感じたこと、異動の直前・直後の心境について赤裸々に語ってみたいと思います。
かつての、外国人の同僚に「異動ってメリーゴーランドに乗るみたいだ」と言われたことがあるので、タイトル画像はメリーゴーランドにしてみました。
突然、自分が異動の対象に!異動の話を聞いて思ったこと
戦略変更から、私が所属している部署を閉じますという話を半年ほど前に聞きました。
実は、今の部署は、本隊が違う国にいて、私はほぼフルリモートの立場。
会社には行っていたけど、周りにチームメートがいない状態でした。
正直、フルリモートの環境にストレスを感じていたので、異動の話は少しありがたい話でもありました。
また、アメリカでは部署を閉じる=リストラ対象なので、そんな状況にあっても、異動を検討してくれるのはありがたい話だと感じました。
ただし、今回の異動は入社して1年ちょっと。
少し自分的にはタイミングが早かった。
これじゃあ、履歴書に書くべき実績がないじゃないかぁ〜
自分の中でもやりきった感がなかったので、異動は本当は困ります。
理想的には、その部署でトップパフォーマーになったときに異動するのがカッコいいかなって思っています。
自分自身もやりきった感を感じて卒業したい。
一番いい印象のまま、チームをさりたいというのが、平凡な私なりの美学です。
だから、トップパフォーマーになるまでは辞めるべきではない、トップパフォーマーになったときに去るべきと個人的には思っています。
#体や心の不調になったときは別の話です。
今回は私はまだトップパフォーマーになっていないです。
この点は不本意ですが、色々な事情から他部署への異動しかなかった感もあるので、仕方ないかなとは思います。
今の環境下で、仕事をさがすのも大変すぎる…
自分はチームに貢献できたかなと、ずっと不安だった1年ですが、最後の日には、
「いろいろな方から一緒に働いて楽しかった」「頼りになった」
という声を頂いたのが、本当に嬉しかったです。
自分で全くの実感がなかっただけに、そういったフィードバックをもらえると、本当に嬉しく感じました。
異動後、はじめの90日間が勝負
新しい部署では、同じ職種ですが、扱う製品が全く違います。
業界も同じITではあるけれどもビジネスをしている業界が全く違う。
そのため、かなりたくさんのことを学ばないといけないです。
楽しみでもあり、やっぱり憂鬱です。
また、同僚からの信頼貯金をゼロからためていかなければいけませんからね。
まずは、30日間で組織や会社のことを理解し、どこで自分が貢献できるかを探さないといけないですね〜。
そして、最初の90日間の間に小さな成功を収めて、次の仕事がやりやすい環境と人間関係を作りあげることが私の目標です。
異動後の90日間のアクションプランについて紹介した記事はこちら
異動でよくある悩み、私はこう乗り越えた。
今までの人生で異動は、転職も加えると6回目。
最初の部署異動は32歳のとき。
その時は、異動という一大イベントに対してどう対処したらいいのかわからずに、色々と悩み、試行錯誤しました。
その後も、異動のたびに色々な悩みに直面しました。
私なりにどうやって色々なチャレンジに対応したら良いかをあみだしてきたので、平凡な会社員のノウハウを共有します。
異動がつらい?
異動はつらいという声もよく聞きますが、個人的には新しいスタートがきれるチャンスと思っています。
確かに、異動の直前には緊張もするし、上司や同僚がどんな人かもわからないので異動はストレスです。
さらに、異動後も、ある程度の成果をだしていかないと「使えない社員」の烙印をおされてしまうので、余計に仕事を頑張らないといけないので、精神的にも身体的にも辛いなと感じることが多いです。
でも、そんな辛さも3ヶ月〜6ヶ月たてば、仕事に慣れてきたら、段々と薄らいでいくのではと思います。
実は私も前の職場では、自分のパフォーマンスが悪いなと感じていて、自分を他の人と比べて落ち込んだり、同僚からの一言一言に反応して気分の浮き沈みがあって疲れていた時期がありました。
ちょうど、新しい職場に移って、5ヶ月後ぐらいだったと思います。
その時は、自分で自分に次のように言い聞かせました。
「今は自分ができることだけに集中しろ」「他の同僚は気にするな」
さらには、「キングダム」という秦の始皇帝が中国を統一する大人のマンガを読んで、「主人公も頑張っているんだ、私も頑張ろう」と自分で自分を勇気づけていました。
→仕事に悩んでいた時に読んでいたキングダムの感想記事はこちら
私もアラフォーのベテラン社員だと思いますが、そんな私でも異動のたびに辛さを感じ、こんな感じで、日々自分を自分で励ましながら、生きているんです。
異動先で仕事が教えてもらえない?
これ、ありますね…
私の経験だと、多くの人は仕事を教えてくれるんだけど、たまにそういう人や環境に入ってしまうことがあります。
私も、かつて日本からアメリカ転勤になったときに、アメリカ人エンジニアたちが仕事を教えてくれなくて困った経験があります。
当時、私が英語が話せなかったという理由もあるのでしょうが、それなりに精神的ダメージをくらいました。
そんなときの私が行うことは2つ。
1. 仕事を教えてくれそうな、最も親切な人を見つけてその人に聞く。
絶対に誰かいます。
仕事を教えてくれない軍団の中でも、一番親切そうな人、聞きやすそうな人を見つけて、そこから情報を教えてもらう戦法です。
2. 異動先の人が困っていそうなことを見つけて、言われる前にやる。お願いされたら、喜んで引き受ける。
Give & Takeという言葉はあまり好きではないですが、仕事場での人間関係は、基本はGive & Takeだと思っています。最初は、何かしら小さなことでもいいので進んで行い、Give, Give, Giveでチームに貢献するようにするといいですよ。
すると、自然に異動先の人たちも色々教えてくれるようになることが多いです。
異動先の仕事がわからない?
わかります。
私も異動のたびに、ゼロから学びなおしてきました。
異動先の仕事がはじめてのことであれば、わからないのは当たり前。
上司や同僚には「はじめだからこそ聞ける」と考えて、質問をしまくったほうが良いです。
(最初の質問をしまくっていい)ボーナス期間もそのうちなくなるので、後になるほど聞きづらくなります。
質問をするのは恥ずかしいことと考えている人が多いかもしれませんが、私は質問をしまくります。
かつて東大生が質問をしまくっている姿を目の当たりにして、質問って恥ずかしいことではないんだと衝撃を受けた経験から、私もどちらかというと質問魔になってしまいました。
アラフォーのベテラン会社員なのに、20代の若者に質問して教えてもらっています。
だって、その会社に特有のこととかは知らないから、教えてもらわないと仕方ないですよね。
ただ、こうしたゼロから学ぶ練習をくりかえしていると、自分の学び方のパターンみたいなものがわかってきます。
1回目の仕事を学ぶのに1ヶ月かかったものが、2回目は3週間。3回目は2週間。といった感じで段々と異動先の仕事を学ぶことができるようになります。
そして、これこそが、あなたの強みになるはずです!
私も、なんとなく新しい職場の仕事を覚える型があるので、そのおかげで仕事の呑み込みは早いほうだと思います。
異動先の上司には、大体「みりんは仕事の呑み込みが早い」と言われます。
今度はどれくらいで仕事が覚えられるかな、ぐらいの楽な気持ちで、異動先の仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか?
異動で仕事が覚えられない?
私は記憶力がよくないので、その悩み共感します。
私は自分が覚えるためにノートに書きます。
そして、さらにノートに書いたことをパソコンでまとめて、頭に叩き込むようにしています。
本当はさっと覚えられると良いのですが、すぐには覚えられないものも多いので、私は作業量で、記憶力をカバーしています。
紙に書き起こすのもいいし、実際に仕事をしながら覚えていけばいいと思います。
1度聞いたことは2度聞かない、ということだけ守れば、大丈夫だと思います。
だから、人の話を聞くときにはノートは手放せません。
私がよく使っているのは、大人な雰囲気が漂うモレスキンのノート。
仕事ができる風に見えます(笑)
まとめ
今回の異動は6回目。
正直、全く違う業界への異動なので、ゼロから業界のことを学び、異動先の人たちとの信頼関係を築いていかなければいけません。
辛い事もあると思います。
でも、今までもチャレンジを乗り越えてきたんだから、今回も乗り越えられると自分を信じています(笑)
くよくよしていてもしかたない。
前を向いて、自分に与えられたチャンスを活かすことができるよう、これからがんばります!
同じタイミングで異動になったみなさん、一緒に頑張っていきましょう〜。
どうしても異動が嫌だったら、転職を考えるのもひとつの選択。
辛いことがあったらすぐに転職、というのは私はオススメしませんが、選択肢として転職を考えておくのはごく普通のことだし、やっておくべきだと思っています!