最近、新しい部署に移動した「みりん」です。
異動って、新しいことを覚えなければいけないので大変。
しかも、新しい上司や同僚との関係を築かなければいけないし…
今回は、私の人生で6回目の異動です。
私は平凡な会社員ですが、仕事覚えだけは多分早い方です。
毎回、異動先で「仕事の飲み込みが早い」とお褒めの言葉をもらいます。
でも、そんな私も最初は要領の悪いお荷物社員だったんですよ。
要領が悪いなりに、どうやったらみんなに追いつけるかを、20代の若いうちに試行錯誤した結果、仕事を覚える型みたいなものを確立できたと思います。
本記事では、就職・転職・部署異動で私がどうやって仕事を覚えているか、を紹介したいと思います。
- 【1ヶ月〜3ヶ月目】わからないことは質問をする
- 【最初の1週間】会社や部署のビジョンやミッションを掴む
- 【1ヶ月目】部署のキーパーソンについて把握する
- 【1ヶ月目】業界について勉強をする
- 【2ヶ月目】身の回りの課題を見つける
- 【3ヶ月目】小さな成功をする
- まとめ
【1ヶ月〜3ヶ月目】わからないことは質問をする
まずは具体的なアクションというより、全体を通した姿勢の話から紹介します。
わからないことは恥ではありません!
積極的に質問をしたほうが良いと思います。
私は、ものすごく質問します。
部署の人には質問魔と思われているでしょうね…
質問したことはもう2度とは聞かない。
そんな心づもりで、質問をしたら必ずノートをとるといいですよ。
質問の内容で、その人の理解度がバレてしまいますが、最初であれば大丈夫!
初心者の質問は最初しかできないと割り切って、私は色々と聞いてしまいます。
私が海外の本を読んで、実際に前職(アメリカのIT企業)で実践した方法を紹介します。
まずは、キーパーソンとなるひとを前任者に教えてもらって、異動後にそれぞれの人と1対1で話す機会をつくりました。
ひとりにつき、30分〜1時間ぐらいだったと思います。
合計6人ぐらいと話す機会を作りました。
それぞれの人が、どんな仕事をしているか、どんなことに困っているかといったことを聞いて回って、自分がすぐに貢献できそうなところ&将来的に助けられそうなところを見つけてまわるということを行いました。
この取組みでよかったのは、まずは私がそれぞれのキーパーソンとの人間関係をつくることができたこと。
さらには、それぞれの人から部署の歴史や過去のいきさつなどを直に教えてもらえたので、その後の仕事も非常にやりやすくなりました。
意外と日本っぽい仕事のやり方ですが、ドライな印象が強いアメリカでも十分通用しましたよ。
【最初の1週間】会社や部署のビジョンやミッションを掴む
異動してすぐは、日々の業務を覚えて1秒でも早く役立ちたいと思う気持ちが先行しがちです。
私もちょっと焦ります。
でも、少し立ち止まって、まずは大きなピクチャー、つまりビジョンやミッションを見るようにすることをおすすめします。
自分のプロジェクトや仕事が、部署の中でどの位置づけを理解することで、自分の仕事の意義を理解しやすくなると思います。
また、自分の目線を高くすることも長期的な観点からは大事です。
20代の頃は、上司に視座を高くして、と言われていました。
いち平社員ではなく、「自分が課長だったら、部長だったら、社長だったら」という視点で物事を捉えられるように、彼らが見ている世界、ビッグピクチャーを自分も同じ様に時々見ることが大事だと思います。
職場に慣れて、仕事が忙しくなると、段々と日々の業務に追われることになります。
できれば、配属先の人に(聞けるのであれば)、その部署の目標や戦略・KPIなどについて聞いてみることをオススメします。
管理職としてその部署のことを俯瞰的にみている立場の人と話せるといいですね。
【1ヶ月目】部署のキーパーソンについて把握する
仕事をしていると、仕事に関わる人のことを理解しておくのが大事。
そして、それらの人たちが、何を動機にして仕事をしているのかも知っておくといいですよ。
海外だと、「お前の給料は何で決まってるの?売上?」みたいな会話をストレートに聞かれたことがあります。ちょっとビビりました。
周りの人の中で、○○といえばXXみたいなキーパーソン、さらにはなにか困ったときに頼れるかもしれない人を知っておくことは、意外に重要です。
結局、重要なことってどこにも書かれていないので、その道のエキスパートを見つけて、色々と教えてもらわないと仕事が回らない…海外でも同じでした。
そんな人たちと仲良くなるには、仕事だけではなく、その人たちがポロッとこぼした個人情報をしっかり覚えておくことも大事。
その情報をネタにして、少しずつ距離を近づけられるといいですね!
【1ヶ月目】業界について勉強をする
新しい部署が行っている業界について、少し時間がある最初の頃だからこそ、その業界のことを勉強しておくのがオススメです。
部署のことは会社のことは、会社の先輩や上司に聞けば教えてくれます。
が、その業界のことや競合のことはわかっている人は限られる事が多いですね。
もし知っている人がいたら積極的に聞いたほうが良いと思います。
聞ける雰囲気でなければ、インターネットにある業界研究の本や、自分の会社や競合の会社の株主向けの説明資料、証券会社のアナリストが書いた業界レポートをいくつか読むと、その業界のことが段々とわかってくると思います。
→私が実際に行っている、業界研究の方法を紹介した記事はこちら
【2ヶ月目】身の回りの課題を見つける
色々とみていくうちに、段々とその部署が抱えている課題が見えてくるはずです。
その部署になじむと見えないことがたくさんあります。
だからこそ、新人の時期に、課題だ・おかしいなと思ったことをメモしておくと良いと思います。
その課題を忘れないようにメモしておくといいですよ。
もしすぐにでも解決できそうな課題であれば解決してあげればいいし、なにかの機会に必ず役に立つはずです。
【3ヶ月目】小さな成功をする
どんなに小さなことでもいいので、誰かの役に立つこと、誰かが困っていることを3ヶ月めまでに解決して、小さな成功をおさめられるよう頑張ってみてください!
例えば、新人の目から見た製品の良い点・改善点リスト、エクセルのマクロを作ってあげる、誰かのためのレポートを作ってあげる、職場の仕事内容をまとめることでも、どんな小さなことでも構いません!
何かしらの形で職場に貢献し、職場のみなさんからの信頼を勝ち取ることが必要です。
信頼してもらえれば、次の仕事にもつながりますし、次の仕事で助けてもらうこともできます。
とにかく信頼が大事。
だから、早めの段階で、小さな成功を収められるよう、その信頼を得る機会をさがすのが重要です!
まとめ
新しい職場で仕事をはじめるときは、かなり緊張するし、プレッシャーもかかります。
でも、はじめてだから気づくこともあるし、勉強できること、貢献できることもあります。
まずはビッグピクチャーから捉えて、長期的・俯瞰的にその仕事を捉えることができる視点を持つと長期的な成功につながると思いますよ。
まずは、小さな仕事で小さな成功を収める。そして信頼を勝ち取ること。
それこそが、成功への近道であるような気がします。
色々と辛いこともありますが、私も新しい職場でがんばります。
一緒に頑張っていきましょう〜!