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【本音】ITインフラエンジニアの仕事内容とキャリア【米エンジニア情報あり】

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IT業界では、エンジニアが大人気!

私はIT業界でプロダクトマネージャーとして、日本とアメリカでエンジニアと長く働いてきました。

一時期は、ITインフラエンジニアのチームに所属していた時期もあったんですよ。

 

アメリカ・シリコンバレーのIT企業で働く私が、インフラエンジニアの仕事内容・キャリアパス、将来について紹介していきます。

エンジニアになろうか考えている人、エンジニアとしてのキャリアパスに悩んでいる人向けの記事です。

ITインフラエンジニアの仕事内容は、ITを支える縁の下の力持ち

ITインフラエンジニアの仕事内容

IT業界のエンジニアといっても大きく2種類あります。

  1. ITインフラエンジニア
  2. ソフトウェアエンジニア

 

ザクッと説明していきます。

 

ITインフラエンジニアとは、ソフトウェアが動く土台となるハードウェアとその上で動くOSを設計・構築・運用する仕事です。

ハードウェアとは、主に3つ「サーバー」「ストレージ」「ネットワーク」にわかれています。

 

一方、ソフトウェアエンジニアは、上の図のアプリケーション部分を作る仕事を行います。

例えば、PerlやJavaといったプログラミング言語を使って、プログラムを書き、そのプログラムをサーバーで動かすことによって、GoogleやFacebookといったWebサービスを提供することができます。

 

会社によってはソフトウェアエンジニアが、一部インフラを面倒見るところもあるようですが、基本的には担当する部分やスキルが違うので、別チームとして存在することが多いです。

 

ITインフラエンジニアは、「全てのWebサービスを支える縁の下の力持ち」というのが正しい表現だと思います。

 

ITインフラエンジニアのチーム構成は3つ

インフラエンジニアを更に細かく分けると、責任対象となる機器ごとに細かくわかれます。

大きく分けると3つ。

  1. サーバー
  2. ネットワーク(ルーター・スイッチ・ロードバランサー・ファイヤーウォール)
  3. ストレージ(SAN・NAS)

各チームに数人のエンジニアと、チームリーダー・マネージャー(管理職)がいるという感じでチームが構成されていました。

 

私が以前勤めていた、企業向けにクラウドサービスを提供する会社でのチーム構成を紹介していきます。

お客様のIT部門と仕事をすることが多かったのですが、規模の違いはあっても、どこのIT部門も構成は同じ様な感じでした。

 

サーバーエンジニア

文字通り、サーバーをメインで担当するのが仕事になります。

さらに、サーバーエンジニアの中では、マイクロソフト・リナックス・VMWARE(仮想化)といった具合にOSごとに担当がわかれていました。

また、SQLやオラクル等のデータベースエンジニアが、サーバーエンジニアチームに含まれている場合があります。

最初は仮想化のエンジニアは少なかったのですが、クラウドが全盛期になるにつれて、仮想化エンジニアの数がドンドン増えていきました。

 

ネットワークエンジニア

ITシステムのネットワーク構成を設計し、ルーター、ロードバランサーなどの設定・運用を行います。

ファイヤーウォールは、セキュリティのために使われる機器でもあるので、ファイヤーウォールの設定はネットワークエンジニアが行う場合もありますが、サイバーセキュリティのエンジニアが行うことが多いです。

 

ネットワークエンジニアは、DDoS攻撃などのサイバーセキュリティ攻撃が行われると大忙しでしたね。

職場が有事のときのように騒然として、一気にはりつめた雰囲気になっていたことを思い出します。

 

ストレージエンジニア

ストレージエンジニアは、バックアップエンジニアとストレージエンジニアにわかれていました。

バックアップは、サーバーのデータ等をバックアップするシステムを設計・構築・運用する仕事。

ストレージは、サーバーとつながっているストレージを管理する仕事で、さらにNASチームとSANチームといった具合にわかれていました。

 

他に、会社によってはサイバーセキュリティの専門チームがいる場合があるようですが、私の当時の勤め先はセキュリティは他の専門会社を使っていたので、そこと協力して設計・運用、そしてトラブルシューティングを行っていました。

 

女性エンジニアの割合は少ない

私の同僚のインフラエンジニアチームは20名ぐらいでしたが、男性が多かったです。

ただ、女性のエンジニアも、感覚では5%ぐらいの割合で存在している印象を受けました。

私(女性)もエンジニアチームで働いていたことがありますが、男性エンジニアが多くても不自由や差別を感じることもなく、働きやすかったです。

 

ITインフラエンジニアの3つのチームは独立国家

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この3つチームの中には、かなり超えてはいけない壁のようなものがありましたね。

サーバーエンジニアは、議論はするけれども、ネットワークやストレージに口を出さない、絶対にネットワークやストレージに勝手にログインして設定を触るということは許されていませんでした。

 

そもそも権限が与えられていないので、そんなことはできないのですが。

 

それでも、3つのチームがトラブルのときなどは協力し合って、ひとつのトラブルを解決に導く様子を何度もみてきました。

チームとしてひとつのことをやりとげる、その結束感はスゴイものがありました。

 

色々なチームで働きましたが、エンジニアチームで働いていたときが、チームとして結束感があり、さらにみんな優しかったので一番楽しかったです。

 

ITインフラエンジニアの仕事はトラブルの時はきつい

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インフラエンジニアは、私が知っている限りでは、サーバーやネットワークになにかあったら、夜中に電話がかかってきて叩き起こされ、すぐにトラブルシュートをしなければいけません。

 

夜中の3時でも、問題が起これば叩き起こされます。

 

会社や顧客のインフラが止まると、会社や顧客のWebサイトが止まり、つまりはビジネス(収入源)がとまるので、そういった緊急の電話がかかってくるときは、かなりの切迫感で電話がかかってきます。

 

「今すぐに直してくれ」

 

トラブルが終わったら、なぜトラブルが起こったのか、何をして直したのか、将来同じことが起こらないために何をするのか、といったレポートの提出を求められます。

 

トラブルが起こらなければ、自分のペースで仕事ができると思いますが、トラブルや要求が厳しい案件の担当になると、かなりの激務になると隣でみていて感じました。

トラブルが起こると辛い、プレッシャーもスゴイしね

 

インフラエンジニアの仕事は少なくなっていると感じる

ソフトウェア開発が多いアメリカ西海岸で見ている限りですが、私はITインフラエンジニアの仕事は少なくなってきていると感じます。

以前は、各企業にIT部門があって、各企業でITインフラのエンジニアを雇っていましたが、クラウド製品の普及により、各企業がITインフラはアウトソースするようになってしまいました。

 

私が、現在勤める会社ではWebサービスを提供している会社ですが、ITインフラエンジニアは雇わずに、すべてクラウド製品を使うとのことでした。

求人情報を見ていても、ITインフラエンジニアのポジションはかなり少なくなっているという印象を受けます。

 

夫がITインフラエンジニアなんだけど、どうしたらいいんでしょうか。

 

ただし、インフラエンジニアはなくてならないものなので、ポジションが少なくなっているといってもゼロではないですし、まだ需要がある仕事ではあると思います。

 

インフラエンジニアのキャリアパスは、目指すところはCIOやCTO

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インフラエンジニアのキャリアパスは下記のように登っていく人が多いです。

エンジニア→管理職→CIO・CTO

 

CIOはChief Information Officer、CTOはChief Technology Officerと言われており、どちらも会社の経営を支える重要な幹部です。

CIOもCTOも会社の技術的な戦略や、ITの戦略を考える重要なポジションなので、多くの人がエンジニアバックグラウンドを持っている人が多いです。

 

CIOやCTOを目指す場合であれば、技術だけでなく、会社経営のことも知っている知っておく必要があります。

CIOやCTOを目指すのであれば、スマホで学べるグロービス学び放題や、CTOに特化したコース「OCTOPASS」で、経営の基礎知識を身につけておくのがオススメです。

  

 

私は海外MBAに留学しましたが、グロービスのオンラインコースは実際に復習がてらに受講して、かなりレベルが高い(むしろ、授業よりわかりやすかったかも)と感じました。

自信を持っておすすめできます。

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しかし、ずっとエンジニアとして第一線を選ぶ人も多い

一方で、管理職になることを選ばずに、ずっとエンジニアとして第一線で現場で手を動かしているエンジニアも多いです。

特にアメリカはそういうエンジニアが多いですね。

アメリカでは、エンジニアとして管理職に昇進せずに、ワザととどまっている人も多いですよ。

  

インフラエンジニアの資格は?

資格がなくてもインフラエンジニアになれます。

ただし、資格があることによって、面接に呼ばれやすい、収入アップが見込めるというメリットがあります。

未経験の場合は、自分がこのエリアで最低限の知識があるということをわかってもらうために、関連資格を持っておくことがオススメです。

 

インフラエンジニアの主人も同じことを言っていました。

 

資格をとったら終わりではなく、日々の業務などを通じて、常に技術をアップデートしていかなければいけない、大変な仕事だと私は思います。

 

ITエンジニアになるのも厳しいアメリカ

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アメリカでは、インフラエンジニアと名乗るまでも厳しい道のりが待っています。

新卒でも、エンジニアとしては雇ってくれません。

多くのエンジニアは、カスタマーサポートやオペレーション、製品のテストエンジニアからエンジニアとしてのキャリアをスタートします。

実績を重ねていき、オペレーションのエンジニア、製品開発を行うTier 3 と呼ばれるエンジニア、そして、アーキテクト(チームリーダー)、さらにマネージャーとキャリアを積んでいく人が多かったです。

 

ITエンジニアの夫:最初はカスタマサポートのテクニカル担当として就職し、そこで数年の経験を積んだ後に、ITエンジニアとして別の会社に転職。そこで、やっとITエンジニアと名乗る職種につくことができました。

 

ITインフラエンジニアの就職先は?

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ITインフラエンジニアの多くは、下記の4つ。

  1. IT製品を製造・販売する企業(例:シスコ、EMC、ネットアップ)
  2. ホスティングやクラウドサービスを提供している会社(例:Amazon AWS、Google GCP)
  3. 大手企業のIT部門(例:銀行)
  4. 外注を受けるSE企業

※日本の場合だと、自社でIT部門を抱えずに外注している所も多いので、派遣SEを抱える企業も就職・転職先の候補になります。

 

日本もアメリカも、同僚のエンジニアが転職をする場合は、上にあげた会社を数年おきに勤めている感じでした。

 

どの企業にもメリットがありますが、ITインフラエンジニアである夫や同僚たちの話を聞いていると、1番〜3番の会社に入るのがおすすめです。

 

4番は、3番の会社からの発注を受けて駐在したり、設計構築する立場なので、自分自身でコントロールできる範囲が少なく肩身の狭い思いをするかもしれません。

しかし、色々な業界・企業のITインフラを学べるというメリットはあります。

 

特に、給料が高いと噂を聞くのは金融業界のITインフラエンジニア。 

銀行や証券会社などの金融業界は、システムに高いパフォーマンスが要求されるため、パフォーマンスやセキュリティを自社でコントロールするために、ITインフラエンジニアを自前で抱える傾向があります。

金融業界はクラウド製品を自社で作ったり、自前でデータセンターやサーバを持って管理しているところが多いです。

金融業界のシステムは特有なのか、金融業界の会社のIT部門をクルクルと転職してまわっている人が多いですね。

しかも金融業界は、給料が高いらしいので、稼ぎたいITインフラエンジニアの方は金融業界はオススメです。

私も片足だけ金融業界のIT部門に突っ込んだことがありますが、待遇は良かったですね。

 

会社の規模によって違う責任範囲

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会社の規模が大きくなれば福利厚生や待遇がしっかりしていますし、オペレーションの手順などもしっかりしています。

ただし、ひとりひとりの責任範囲が限られているので、肩身が狭い思いをするかもしれません。

 

他のエリアの能力をドンドン伸ばしたいという方には、ベンチャーや中小企業などの比較的小さな組織に就職し、技術力を伸ばすのもオススメです。

 

番外編:元同僚のITインフラエンジニアが超大金持ちになった!

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元同僚のネットワークエンジニアは、フェイスブックがまだ上場する前にフェイスブックにネットワークエンジニアに転職。

今では、億万長者の大金持ちになったと聞きました。

彼は、ネットワークエンジニアとしての能力は超一流でした。

ただ、コミュニケーション能力がちょっと低くて、私は苦手だったけど…

ITインフラエンジニアとして、能力と運次第では、億万長者になる道もあるわけです。

 

ITインフラエンジニアの転職活動

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求人サイトで案件を見つけて応募するか、転職エージェントからの紹介を待つことになります。

 

転職エージェントの方々は、エンジニアの職種を理解していない場合もかなり多いので、普通の転職エージェントだと無駄なコミュニケーションがかなり発生します。

私も、何度、ピントが外れた提案をもらったことか…

 

エンジニア職を専門にしている転職エージェント(例えばアイムファクトリー)にお願いするか、自分で求人サイトに登録するのがおすすめです。

  

選ばれて10年。エンジニアの気持ちが分かる転職エージェントは【アイムファクトリー】

 

まとめ|ITインフラエンジニアはITシステムを支える重要な仕事。大変だけどやりがいも多い。

ITインフラエンジニアの仕事は、ITシステムが動く環境を設計したりとITシステムを支える大事な仕事です。

さらに、ITの技術はドンドン進化するので新しい技術を勉強し続けなければいけない大変な仕事です。

そんな中でも、ITインフラエンジニアの仕事にやりがいをもってガンバっているエンジニアを多く見てきました。

 

時代の流れから、ITインフラエンジニアの仕事は以前と比べて減ってきている印象はありますが、まだまだ大企業やインフラに関わる企業ではITインフラエンジニアの仕事があり、しかも比較的高給です。

私も同僚の給料を聞いてビックリ、逆に私の給料を憐れまれたこともあるぐらいです。

 

ITインフラエンジニアの仕事に興味を持っている人の参考になれば幸いです。

 

 

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