就職・転職面接、合格したくありませんか?
私がオススメしたいのは、業界研究と企業研究。
業界研究をすると、面接での受け答えに自信を持って答えることが出来ます。
海外MBAをとった「みりん」は、今まで2回転職経験があるのですが、業界&企業研究はしっかりやって面接に備えます。
本記事では、コンサル養成学校だった海外MBAでガッツリ叩き込まれた業界研究&企業研究の具体的な方法・やり方について紹介していきます。
業界研究や企業研究はなぜ必要?
特に、コンサルティング系の会社や、事業・営業系のポジションであれば、面接の時には業界研究や企業研究は必須だと思います。
エンジニアの主人はやらないと言っていたけど…。
私はプロダクトマネージャーという、営業と開発の中間ポジション。
製品の戦略的なことを話したり考えたりする必要もあるので、業界の動向を知っておくことが必須ということもあり、業界研究はかなりしっかりやります。
業界研究や企業研究をしっかりやっておくと、下記のようなメリットがあります。
自分の熱意を示すことができる
私も面接官として、転職の面接を行ったことがありますが、意外にみんなきちんと研究していないなという印象を受けました…
業界研究をしていたら、話し方や話の内容で面接官は察知することができるので、そこで、熱意という面でライバルより優位にたつことができますよ。
効果的に自分のアピールをすることができる
「志望動機を教えてください」や「強みを教えてください」といった質問に対して、会社が求めているスキルにあった自分のスキルをアピールすることが出来ます。
例えば、業界や企業研究で、面接を受けようとしている会社のグローバル進出が遅れているとわかったら、実際の面接では、グローバルプロジェクトを推進した経験などを話せば、面接官の心のなかでは「こんな人を待ってたんだ!」ということになるかもしれません。
業界や企業研究で学んだことを、面接で話すネタをカスタマイズするために利用しています。
業界用語を学べるので、相手と同じ言葉を話すことができる
業界研究をすると、その業界でよく使われている言葉(いわゆる業界用語)を自然に学ぶことが出来ます。
同じ言葉を話すって、心理的な壁を取り除くのに重要ですし、相手にも話が早いと思ってもらえるので、すごくコミュニケーションがしやすくなります。
ただ、一方で、よくわからない業界用語を話したり、わからないものをわかったふりをするのは禁物。
逆に悪い印象を与えてしまいます‥
加減が難しいですけどね。
業界・会社研究で調べることは?
私は、業界研究・会社研究で以下のことを調べてノートにまとめるようにしています。
私の経験から面接で直接聞かれることはないので、覚える必要はなく、ノートにまとめておいて、必要なときに見ることができるようになっていればいいと思います。
業界研究で調べること
- 市場規模
- 市場の成長率
- 業界の構造(どんな種類の会社があり、どうやって収益を得ているか)
- 業界トップ3の会社名
会社研究で調べること
- 企業理念
- 会社の歴史(設立年)
- 会社のロケーション
- 社長や創業者の名前
- 事業構造
- 業績
- 売上、売上成長率
- 利益率、利益成長率
- 売上の構造(エリア別売上・製品別売上)
- 最近のニュースリリース
- 強み・弱み
- 会社の課題
ここまで調べたら、 自信を持って面接に望むことができます。
その自信が、面接合格に導くんです!
業界・企業研究のやり方・方法は?
色々なサイトや就職活動マニュアル本で業界研究のやり方が書かれていますが、ここでは海外MBAで習い、実際に行っていた業界・企業研究のやり方を紹介します。
業界研究本を読んで概要を理解する
まずみんながやる方法から。
市販の業界研究本を買って、まずは業界の概要(オーバービュー)を捉えるのがオススメ。
時間を買うと思えば、1500円ぐらいの投資は安いもの。
これだけの情報を自力で集めるのは大変です。
業界の概要がわかれば、少し細かい話が出てきても、なんとなくわかります。
概要がわからないと、次のステップからの理解度が圧倒的に下がるので、ここはケチらず自己投資しましょう!
各業界を少し詳しく解説した業界本も2番めに読む本としてオススメ。
私も読みました。
証券会社の口座を開設し、アナリストレポートを読む
業界研究のとっておきの方法は、まずアナリストレポートを読むこと!
これ、私が何百万円を払ってMBAで学んだことの中で、もっとも有益な情報です。
正直、「証券会社のアナリストって誰や?って、実際にビジネスしてないやろ!」って、事業会社出身の私は、少しネガティブな感情を持っていました。
でも、実際に読んでみると、レポートによっては良いことが書いてあるし、私は考えを改めました。
本当に、レポートによってはスゴイ情報がまとまっています。
アナリストレポートは有料級の情報の宝庫!
アナリストレポートは各証券会社で、特定の業界を担当して、業界や代表的な企業の動向をまとめているレポートです。
例えば、私が保険業界の面接を受けるとしたら、保険業界について書かれたアナリストレポートを、1年分ぐらいをざっと読めば、その業界が右肩上がりなのかどうか、そして何がその業界でチャレンジなのかといったことがわかります。
レポートによっては株価のことばっかりを書いているので、そういうのは無視!
きちんとビジネスの中身について書かれているレポートを探してください。
金融業界の友人が言うには、なるべく大きな銀行や証券会社が出しているレポートのほうが、信憑性があるしオススメだと言っていました。
個人的には、ドイツ銀行やJ.P. モルガン、モルガン・スタンレーあたりのレポートが好きです。
アナリストレポートは無料!証券会社の口座さえあれば読める!
そして、そんなメリットしかないアナリストレポートは普通だと有料。
普通の人は読むことができません。
では、どうやったら読めるかというと、証券会社の口座を作るだけ!
口座を作ったら、証券会社のWebサイトの「レポート・セミナー」の部分から、アナリストレポートに簡単にアクセスすることができます!
証券会社の口座開設は無料。株式投資をやらなくても、持ってるだけで本来なら有料のレポートが読めちゃうなんてめっちゃお得です。
証券会社別に読めるアナリストレポートが違う!
証券会社によって、読むことができるアナリストレポートが異なります。
証券会社の口座開設は無料なので、複数の証券会社の口座を作るのがオススメです。
お金を入れなければ現金は減りません。
投資なんて嫌だ!というあなたも、就職・転職活動のためにまず口座を作って、レポートにアクセスしましょう〜。
私が確認した限りでは、下記の順番に証券口座を作っておくと良いですよ。
特にマネックス証券は、いい情報が揃ってます。
業界トップ企業と志望先企業のアニュアルレポートを読む
各業界のトップとなる企業が、もし上場企業であれば、アニュアルレポート(年次報告書)を読むのがオススメです。
アニュアルレポートは1年間の売上・利益などの財務情報と共に、その業界の動向や、会社の業績が良かった(悪かった)理由が文書として丁寧に書かれている、いわば株主へのラブレターのようなものです。
はい、全部読むのは大変。
私も読みません。項目を絞って読んでいくのがオススメです。
例えば、ソフトバンク社の場合、IR情報>業績・財務>アニュアルレポートのページに、アニュアルレポートがまとめて掲載されています。
もし、文字は読みたくない!という方は、IR情報にある投資家向け説明会のプレゼンテーション資料を眺めると、業界トップの会社の業績動向がわかりやすく図解されているのでオススメです。
例えば、ソフトバンク社であれば、IR情報>説明会資料・動画のページにプレゼンテーション資料が掲載されています。
株主でなくても、誰でも閲覧することが可能です。
業界誌を1年分くらい読む
各業界、業界誌なるものが発売されています。
その業界紙を1年分くらい読むと、だいぶその業界のことがわかると思います。
私も、今働いている業界は、以前働いていた業界と全く違ったので、転職の面接前に、業界紙をザーッと斜め読みしました。
下記のサイトで、これから面接を受けようとしている業界の業界紙があるのかを確認しておくといいですよ。
電子書籍で業界紙を読むならFUJISAN一択!
参考:Fujisan.co.jp
電子書籍で業界紙を読みたいなら、FUJISANがおすすめです。
聞いたことない?
でも、私もFUJISANで20冊以上の雑誌を買ったことがあるオンライン・ブックストアです。
なぜFUJISANかというと…アマゾンKindleにも売っていない超マイナーな業界紙が329誌も揃っているから。
業界紙でFUJISANより揃っているところは見たことがないので、FUJISANでしか購入できないんです…
私もFUJISANで、業界紙を購入してデジタル版で読みましたが、業界のことを手軽に学ぶのに本当に役立ちました。
まとめ|業界研究・企業研究は大変。誰もそこまでやらないからこそ差がつく!
業界研究は大変。
本屋さんで見てみると、○○業界の研究本を読むのも最初の一歩としては良いアイデアだと思います!
ただ、そこまでやるのはみんなも一緒。
更に一歩深く、業界研究をやってみることをオススメします。
業界研究をやっておくと、ここまで準備をやったという実績から面接では自信をもって回答できます。
さらに、入社してからの立ち上がりが圧倒的に早くなります。
デキる社員としての第一印象を残すこともできますよ。
アナリストレポート・アニュアルレポート・業界誌の3つを読むだけ!
まずは、無料で解説できる証券口座を開設して、有料級の情報にアクセスしましょう!