最近、新型肺炎(コロナウイルス)対策で、在宅勤務に注目が集まっています。
アメリカでは、以前からかなり一般的な在宅勤務。
日本ではテレワークやリモートワークと呼ばれていますね。
アメリカでは、大雪が降ったときなどの天候状況や、家庭の事情でどうしても家にいなければいけないときなどに、在宅勤務を行うことがあります。
会社や部署によりますが、私が住んでいるアメリカでは、週に1回は在宅勤務を許可しているところが多いです。
ここだけの話、金曜日はオフィスがガラガラ。
半数のアメリカ人たちは、出社せずに在宅勤務をしている人が多いです。
私も事情があるときは在宅勤務をしています。
雪が多いエリアに住んでいたときは、大雪警報が出るとアメリカ人上司からメールが来て、「明日は会社に来なくていい、みんな在宅勤務して〜」と連絡がきて、数日間在宅勤務をして働いたりしていました。
日本でも注目が高まっている在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)に関して、在宅勤務で生産性を高く維持したまま勤務するコツについて、経験談と共に紹介していきます。
経験者が語る、在宅勤務のメリット・デメリットは?
実際に在宅勤務をして感じたメリットとデメリットを紹介していきますね。
正直、私は週に2回ぐらいであれば会社に行ってもいいかなと思います。
というのは、同僚とのコミュニケーションを通して色々とヒントをもらったり、いい気分転換になったりするからです。
実際に在宅勤務をしてみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
在宅勤務のメリットは?
- 体力的・精神的負担を減らすことができる。
通勤時間がないので、通勤による疲労や精神的負担が格段に減ります。日本の場合は、密集した電車に乗るだけで、病気になるリスクも高まるので、通勤をしないというのは、体力的な負担を減らすことができます。 - 集中できる。
勤務時間中、同僚に話しかけられて仕事が中断される機会が圧倒的に減るので、私は仕事に集中できます。テレビのある部屋で仕事するのは禁物です(笑) - 通勤時間を他のことに活用することができる。
通勤に使っていた往復2時間ぐらいの時間を、家族との時間や、自己投資など、別のことに時間を使うことができますね。
在宅勤務のデメリットは?
- 仕事と家庭の時間をうまく切り分けられず、長時間労働になりやすい。
在宅勤務=仕事をサボれる?と考えるヒトも多いかもしれません。
が、意外に私の周りの知人は、仕事に没頭しすぎて逆に仕事が長時間労働になったという人も多いです。アメリカだと、残業代がすでに給与に含まれている場合も多く、何時から何時まで働いたかといった勤怠管理が厳しくありません。
意外に長時間働いている人も多いです。意外でしょう?でも、日本のようにうつ病になったということをあまり聞かないのは、国民性でしょうか。 - 同僚との信頼関係の構築が難しい。
やっぱり対面でのコミュニケーションのほうが効率的。信頼関係の構築に時間がかかります。
個人的には、月に何回かかは同僚と会って、対面でのコミュニケーションを持ったほうが、同僚との関係を健全に保てると思いますね。 - 仕事に集中できない可能性がある。
家族がいる場合は、家族からの呼びかけや用事を頼まれる可能性があり、仕事に集中できない可能性があります。 - コストがかかる。
会社によっては、在宅勤務が長期に渡る場合は補助がある場合がありますが、補助がない場合は電気代・インターネット代のコストがかかります。 - 運動不足になる。
通勤って意外にいい運動になっていたりするんですよね。
通勤がなくなると、かなり運動量が減ります。
できれば、意識的に近所を走ったり、ジムに行ったりしたほうがよさそうです。 - (自分ひとりだけが在宅勤務の場合)会議がやりづらい。
ZoomやWebinerなどのビデオ会議ツールが発達して使いやすくなりましたが、やっぱり自分ひとりだけリモートの場合は、正直会議の雰囲気がわからなかったり、ボソボソ話す人の話の内容がわからなかったりするので、会議の議論内容についていきづらくなります。
経験者が語る、在宅勤務の生産性を上げるコツは?
実際に、アメリカ企業で働く際に在宅勤務を時々経験し、家での仕事は、環境づくりや自分でルールをつくって自制していくことが大事だと感じました。
私の経験から、下記のことが在宅勤務には大事なことだと思います。
1. 別部屋をセットアップする
この部屋に入ったら仕事モード、という具合に、家庭モードから仕事モードに気持ちを切り替えることができる空間を準備することが重要です。
いつものダイニングテーブルで仕事をするのもいいですが、もし余分な部屋が一部屋あるのであれば、別部屋を仕事用の部屋としてセットアップするのがオススメです。
ずっと自宅で仕事しているイギリス人の友人も、仕事用に別の部屋を持ち、気持ちの切り替えを行っていると話していました。
2. 机と椅子をセットアップする
机と椅子、モニターなどをセットアップすると仕事の効率がグンとアップします。
私も最初はダイニングテーブルで仕事していましたが、ダイニングテーブルの机も椅子も仕事にはイマイチ。長時間座ると疲れてきます。
今は、電動式スタンディングテーブルを用意し、さらにはモニターも2台セットアップ済み!
格段に仕事がしやすくなりました。
特に、電動式スタンディングテーブルはいいですね。
時々、立って仕事をすることで運動不足を解消できますし、腰痛対策にもいいですよ。眠気対策にも効きますw
なおその際には、疲労軽減マットも忘れずに!
疲労度合いが全然違いますよ。
アメリカでは、電動式スタンディングテーブルをオフィスで使っている人も多かったですね。
私も、オフィスでも電動式スタンディングテーブルを使っています。
3. 家にお菓子などの食料をミニマムにしておく
自宅にいると、すぐにお菓子が食べられる環境にあるので、仕事をしながらお菓子を食べていると、どんどん太ってしまいます。
特にアメリカのような出歩きにくい環境だと特に…
私のようなお菓子好きの方は、できれば自宅に保管するお菓子は最小限にしておくことをオススメします。
定期的に、健康診断を受けて健康状態はしっかりチェックしておきましょうね!
4. 1日1回は散歩に出かける
私だけかもしれませんが、ずっと同じ場所(室内)にとどまっていると、結構心が病んできてしまいます。
できれば、近くの公園でもいいので、業務時間が終わったら散歩に行くことをオススメします。
散歩って、体にいいだけでなく、意外に頭や心の整理に良いですよ。
散歩中にいいアイデアが浮かぶこともよくあります。
私は、在宅勤務中だけでなく、失業中も散歩を毎日して、沈みがちな失業中の心を明るく保つよう心がけていました。
おかげで今は、ずっとやりたかった仕事をしています!
5. 十分な速度のインターネット回線・マイク付イヤホンを準備する
在宅勤務の場合は、同僚とのコミュニケーションがビデオ会議やチャット中心に。
なかでも、ビデオ会議はかなり多用することになります。
ビデオ会議はネットワーク容量が必要になるので、なるべく太めの回線を引いておくことをオススメします。
▶ビデオ会議をする方には、絶対に大容量に強い光回線がオススメです
さらに、ビデオ会議には、性能の良いマイク付きイヤホンも必須です。
相手の声が聞こえない、自分の声が相手に届かない、というのは、思っているよりもかなりストレスになります。
数千円の投資で快適なコミュニケーションができるのであれば、性能の良いマイク付きイヤホンを購入しましょう。
イギリス人の同僚はBOSEのマイク付きヘッドホンを使っていましたが、そこまでは必要ないかなと思います。
まとめ|在宅勤務を効率的にこなすコツ5選
これから在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)をしてみようという方向けに、まとめてみました。
みなさんの参考になればと思います。