こんにちは、アメリカでシニアプロダクトマネージャーとして働いているみりんです。
プロダクトマネージャーとして働いてきて約10年。日本でのPdMとしてのキャリアを初めた私ですが、プロダクトマネージャー(Product Manager)という仕事をするようになって、英語って大事だなと思うようになりました。
昔は、英語は必要なのかと疑心暗鬼でしたが、自分がプロダクトマネージャーという職について、グローバル展開する製品を担当するようになると、やはり英語は必要だと感じます。
本記事では、プロダクトマネージャーの方が英語を勉強する必要があると考える3つの理由を紹介します。
1.海外の競合プレイヤーの情報の入手
これから日本の人口が減り、日本の経済規模が小さくなるにつれて、多くの企業が新たなビジネスチャンスを求めて海外に出ていく必要が出てきます。
海外に出ていくのはいいですが、やはりプロダクトマネージャーとして、競合など海外マーケットを知っておかないと、自分の製品をどう成長させていけばいいのかといった戦略を立てることもできません。
そして、その競合情報などのマーケット情報は、現地語か英語で記載されていることが殆ど。
現地語の習得は難しいですが、せめて英語で他の国の状況を把握できるようにしておくと、海外での戦い方が格段に楽になります。
海外のマーケット情報を知るという理由から、英語の文書を読めるようにしておくことは、これからプロダクトマネージャーにより求められると思います。
2.海外のエンジニアとの協業
もしIT系の製品であれば、日本のエンジニアだけではコストがあわなかったり、数が足りなくなるので、海外のエンジニアと一緒に仕事をすることが多くなってくるはずです。
海外のエンジニアとのコミュニケーションはもちろん英語。
プロダクトの責任者であるプロダクトマネージャーが自分の言葉で熱意をもって、エンジニアに仕様を説明したり議論できる点がこれから更に必要になってくると思います。
流暢な英語でなくてもいいんです。
片言でユックリでも、はっきりと論点を伝えることができる英語を話すことができればいいと思います。
3.プロダクトマネージメントに関する最新情報の入手
残念ながら、プロダクトマネージャーに関するスキルや手法の情報は海外(欧米)のほうが進んでいます。
英語ではたくさん発信されている情報も、日本語に訳される中で意訳されていることもありますし、入ってこない情報もたくさんあります。
世界のプロダクトマネージャーは、プロダクトマネージャー間でどんな手法での製品開発がいいかとかユーザ調査がいいかといった情報交換を活発に行なっています。
他のプロダクトマネージャーがどの方向に向かっているかを、英語の情報源にあたって知っておくことは、決してあなたの日々の業務にとっても無駄にはならないはずです。
最初は知らない単語も沢山あり、英語サイトの情報を読むのはもちろん苦痛です!
私もちょっと苦痛です。
ただし、テクニカルな内容であればあるほど、出てくる単語も限られるので読むのが簡単になってきます。
斜め読みでもいいので、すこしずつ海外の動向に触れておくことがおすすめです。
情報源は何を読めばいいのという方には、こちらの記事で紹介しているようなメーリングリストがおすすめですよ。
プロダクトマネージャーにオススメの英語の勉強方法
英語を勉強するといっても、じゃあTOEICの勉強をすればいいの?ということになりそうです。
残念ながら、私が欧米で働いた経験からすると、TOEICの点数をとっても仕事ができるようにはならないのが現実です。
ただし、TOEICは答え合わせをすることができるので、基礎固めとしてTOEICのリスニングの問題を聞いたり、単語を覚えて行くことがおすすめです。
並行して、プロダクトマネージャーの英語のメーリングリストを受信して、実践的な英語に触れていくことをおすすめします!
私も英語の習得には苦労したので、色々試してみましたが「スタディサプリ ENGLISH」というアプリが、講師の質も高いですし、反復学習もしやすくて使いやすいと思いました。
会話は筋トレと同じで、何度も同じフレーズを使いながら場数を踏んでいくことが重要なので、格安で英語で会話を練習することができる「レアジョブ英会話」がおすすめです。
私も1年ほど、「レアジョブ英会話」で会話力を上げましたよ!