海外生活をすれば、英語力が伸びる?本当に伸びる?そしてどれくらい伸びるのか?
現在海外生活中の方、これから海外生活を考えている方向けに、実際に私が1年間、アメリカ東海岸でアメリカ人だらけの環境で仕事をして、TOEICの点数が何点伸びたのかを、私の実データをもとに紹介していきます。
結論から言うと、帰国前のTOEICの点数は720点。
帰国後は880点になり、160点上がりました。
実際に海外生活中に行った勉強法も含めて、詳しく紹介していきます。
- 海外経験なしの私の渡米前のTOEICの点数は?
- TOEIC720点で意気揚々と渡ったアメリカ生活は?
- 帰国時のTOEIC点数は、160点アップの880点!
- まとめ|1年の海外サバイバル生活でTOEICは160点アップ!
海外経験なしの私の渡米前のTOEICの点数は?
私は、福岡育ちの中流サラリーマンの家庭に育った普通の子です。
海外在住経験もなければ、初めての海外旅行も大学2年生になってから。
全く英語が話せなくて、ジェスチャーだけで乗り切ってきました。
社会人になってからも同じ。
英語に興味がなかったし、あまり必要性を感じなかったこともあって、TOEICの点数は低迷。
会社に入ってすぐは、500点台後半〜600点台前半をウロウロしていた感じです。
英語ができるとはとても言えないレベルでした。
そんな私に、社会人6年目に転機が訪れました。
よくわからないのですが、どういうわけか人事から突然呼び出され、海外で1年間働かないかという話もらいました。
海外赴任の話をもらった当時の上司からは、
「やっぱり720点ぐらいは取らないとね~」
と言わる始末。そのぐらい、TOEICの点数が低かったのです。
その一言がショックで、「絶対、渡米前に720点の壁は超えてやる」と思って勉強しました。
英文法が好きだったので、文法の勉強をしていたのが500点台の勉強法。
勉強量の割には全く点数が伸びませんでした。
700点台を狙うために、苦手だったリスニングと英単語の勉強に力を入れました。
一番効いたのは、英単語。
私の場合は、TOEICに出てくる単語を覚えるようにしたら、比較的短期間で720点の壁を突破することができました。
自分の弱点を知って正しく勉強するのは大事だとこのとき思いました。
勉強法の考え方で参考になるのはマンガ「ドラゴン桜」。
試験で点数をとるための戦略のたて方を、マンガで学ぶことができます。
大人でも勉強になる、オススメの自己啓発マンガです。
TOEIC720点で意気揚々と渡ったアメリカ生活は?
720点で乗り込んだアメリカですが、最初の3ヶ月は、同僚が話している言葉が全くわかりませんでした。
本当に「全く」わかりませんでした。
理解度ゼロです。
自己紹介も、行きの飛行機の中で覚えた英語のフレーズを繰り返すだけのオウム状態。
仕事でアメリカに来ているのに、これはマズすぎると本当に危機感を感じました。
TOEIC720点の英語の実力って、実用生活では全く役立ちませんでした…
危機感しかなかった私が、1年間の海外生活で行ったことは?
必死だったんで、すぐに下記のことをはじめました。
- 毎朝、レアジョブを使ってフィリピン人の先生と30分オンライン英会話を1年間ほぼ毎日継続。365日中、2日しか休まなかった。
→下手くそでも英語をとにかく話す訓練になった。英語を発する効果がありました。 - 1週間に1回、別のオンラインスクールにて、フィリピン人の先生に発音講座を受講。1授業2000円ぐらいの英会話スクールを利用。
→RとLの違いやTHなどを正しく発音する訓練に集中。効果があったと思います。 - 家の中ではずっとラジオをつけっぱなし。寝る時もラジオを流しっぱなし。
→眠りが浅くなっていた可能性があり、効果があったかは不明。 - 近所の教会の英語学校に3ヶ月ほど通う。
→あまり効果がなかったと思います。
ただし、世の中には私と同じ様に英語が話せなくて困っている人がこんなにいるんだということを知ることができてちょっと安心しました。 - 会社のメールで出てきた単語はすべて単語帳に書き記した。
→効果がありました。仕事で使われる単語は毎回同じなので、仕事の会話は英単語がわかるだけでだいぶ分かるようになりました。
海外生活中にどうやって次第に英語がわかるようになった?
1年間の海外生活中に、どんな経緯をたどって、英語力が少しずつ上がっていったかをまとめてみました。
私の実感だと、リスニング力が先に上がり、スピーキング力は後からついてあがってきました。聞けるけど、話せないという状態が長かったです。
- 3ヶ月:リスニングの理解度10%。
同僚が話している単語が、たまに理解できるようになりました。こんな状態でも、同僚との食事に行ったりしていました。
ある日、同僚から「お前全然話してないな、何か面白いことを話してよ」と言われ、何も話せなかったことがありました。同僚はおそらく親切心から声をかけてくれたんですが、その日は自分への悔しさがいっぱいで、(当時)アラサーながらも泣きながら車を運転して帰りました。 - 6ヶ月:リスニングの理解度30%。
同僚が話している言葉が、少しわかるようになりました。電話会議が多いアメリカでは、電話会議の内容は全く理解できません。仕方ないので、可能であれば、対面で話すようにしていたり、後から同じ会議に出ていた同僚に聞きに行ったり、恥を捨てて教えてもらっていました。 - 12ヶ月:リスニングの理解度60%。
帰国するときには、人によっては、かなり同僚が話している言葉がわかるようになっていたと思います。ただし、英語で仕事をすることにはこの時点では全く自信がもてないまま、帰国しました。
帰国時のTOEIC点数は、160点アップの880点!
英語力には自信がもてないまま帰国した私ですが、帰国後に日本でTOEICを受験しました。
その時の点数は、880点。
アメリカにいる間は、一切TOEICに向けた勉強はしていませんが、1年間の海外サバイバルの間に160点も点数UPしていました。
私の場合は、ほとんど日本人が周りにいなかった環境が幸いして、英語力が伸びたんだと思います。
ただ、それでも1年の英語漬け生活では、英語で仕事ができると自信が持てるレベルには達することができなかったです。
それから2年間、日本で海外のメンバと仕事をしていく中で、仕事英語をさらに磨き上げていきました。
まとめ|1年の海外サバイバル生活でTOEICは160点アップ!
人にもよるとおもいますが、1年間の海外生活で私は、TOEICの点数は160点あがりました。
私の環境は、直属の上司は日本人でしたが、他の同僚はすべてアメリカ人で、友人にも日本人がいない99%アメリカ人の環境で、毎日英語の勉強をかなり頑張って、帰国後は880点という結果でした。
人によっては900点も出せると思います。
ただ!TOEICの点数アップだけなら、海外に住む必要はありません!
私も実際に使ってみてよかった、TOEICスタディサプリを使えば、効率的に高得点も狙えると思いますよ。