留学を目指している人にとって、ひとつのチャレンジが英語の試験。
海外の大学や大学院に留学するには、TOEICではなく、TOEFLといったよりアカデミックな英語の試験を受けて、ある一定以上の点数を獲得しておく必要があります。
多くの人が直面する英語の試験。
私もTOEFLのスコアがなかなか出せなくて苦しみました。
そんなTOEFL嫌いの人やイギリスやオーストラリアの大学・大学院を目指している人におすすめしたいのが、IELTS(アイエルツ)。
私は、最後はIELTSでイギリスの大学院に出願して、合格しました。
もし、あなたの大学がイギリスやオーストラリアの大学であればIELTSでも英語のスコアとして受けいれてもらえる可能性大ですよ。
IETLS(アイエルツ)をオススメする理由について紹介していきます。
- ヨーロッパ留学者にIELTSをオススメする理由は?
- IELTS(アイエルツ)とは?
- IELTSとTOEFLの違いは?
- IELTSの勉強方法は?
- まとめ|TOEFLでスコアメイクに悩んでいる人はIELTSを試してみて!
ヨーロッパ留学者にIELTSをオススメする理由は?
海外留学を経験した人なら多くがわかってもらえると思いますが、合格の肝は、英語の試験スコアをいかに早く達成するかです。
多くの大学院で、英語力の証としてTOEFLの試験スコアが要求されます。
大学によっても変わりますが、80点〜100点を要求する大学院が多いです。
実際にTOEFLを受けてみるとわかりますが、TOEFLはめちゃくちゃ難しいです。
というのは、TOEFLはアカデミックを対象にした試験なので、使われている単語や言い回しが、ビジネスを対象にした試験であるTOEICより圧倒的に難しい…
仕事で英語をバリバリつかっていて、TOEICは当時880点だった私も、最初にTOEFLを受けたときは55点か60点ぐらいだったはずです。
とにかく難しかった…
とはいっても、英語の試験をクリアしないといけないので、単語を覚えたり、勉強したりしていたのですが、辛くてなかなか英語のスコアメイクに苦労していました。
そんなときに気づいたのが、自分が希望している大学院はIELTSという試験でもいけるらしいという情報。
試験の費用は高かったけど、試しに受けてみたら合格ラインまであと少しという点数が出てきました。
これはいけるかも!と思い、IELTSを3回受験。
最後に、やっと無事合格ラインのスコアを出すことができました。
試験との相性だったのかもしれませんが、私はIELTSの方がずっと勉強しやすかったし、勉強も頭にスーッと入ってきました。
もし、あなたの大学や大学院がIELTSのスコアでもOKで、TOEFLに苦労しているのであれば、IELTSを受験してみることをおすすめします。
IELTS(アイエルツ)とは?
イギリスやオーストラリア等の国への移住や留学の際に、英語力を示す試験として利用されています。
イギリス版TOEFLと考えてもらえるとわかりやすいと思います。
International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。 イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。
IETLSの試験はTOEFLと同じ4パート:Listening, Reading, Writing, Speaking
試験は4つのパートからなります。
リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング
それぞれのテストに対してX点から9点までのスコアが付与されます。
大学によっても違うと思いますが、総合で6点〜7点が要求されるスコアになります。
大学によっては、全てが6.5点以上といった細かい条件が付与されている場合もありました。
IETLSの受験料は25380円
2020年3月現在、1回あたりの受験料はかなり高く25,380円。
TOEFL iBTもUS$230(約25,500円)ですので、価格は殆ど変わらないですね。
IELTSが受験できる場所は東京・大阪の他に全国16都市
全国16都市で試験が開催されているので、地方の方にも受験しやすいですね。
私は、東京に住んでいたので、受験日程によって、東京と横浜に受けに行っていました。
札幌 仙台 埼玉 東京 横浜 長野 金沢 静岡
名古屋 京都 大阪 神戸 岡山 広島 福岡 熊本
IETLSの試験日程は都市によって異なるが、月に1回〜3ヶ月に1回
東京や大阪であればほぼ毎週のように試験が実施されていますが、地方都市は一月に1回や2〜3ヶ月に1回というペースです。
特に地方在住の方は、計画的に試験の計画を立てたほうが良さそうですね。
IELTSとTOEFLの違いは?
IELTSはイギリス英語が中心のリスニング問題
TOEFLは、日本で習うことが多いアメリカ英語が中心ですが、IELTSはイギリス英語を中心にオーストラリア英語・ニュージーランド英語・インド英語・日本語英語までもが出題されます。
アメリカ英語とイギリス英語は、ちょこちょこ発音が違うので、イギリス英語の発音やイントネーションに慣れておく必要がありました。
イメージ的にはアメリカ英語はゴニョゴニョ話して音楽のようにつなげて話すので、単語と単語のつながりの音の変化をうまくとらえないと難しいですが、イギリス英語は比較的もっと単語を切って話す印象です。
私はイギリスのロンドン英語は、かなりわかりやすいと思います。
また、余談になりますが、イギリス英語はアメリカでも憧れの対象。
コレを機会にイギリス英語を身につけておけば、アメリカでもイギリスでも一目おかれるかもしれませんw
IELTSは紙と鉛筆を使った試験
TOEFLはコンピューターを使った試験で、ヘッドフォンをして、コンピューターの前で答えていく試験ですが、IELTSは紙と鉛筆を使って試験を受けます。
従って、IELTSはTOEICの試験のように、大部屋に入って他の人と一緒に試験をうけます。
IELTSは実戦形式!スピーキングの試験が人との対面形式
TOEFLもIELTSも英語のスピーキングのテストがあります。
TOEFLは画面に表示された問題に対してひとりで話すのに対し、IELTSは本物の人から問われた質問に対して、会話のように英語を話します。
スピーキングのテストがかなりやりやすかったですね。
IELTSの勉強方法は?
私はIELTSを受験すると決めてから、下記の事を実施しました。
- IELTSの公式問題集
- IELTSのスピーキングの専門講座
- IELTSのライティングの専門講座
IELTSの公式問題集でリスニングとリーディングに慣れた
IELTSの公式問題集は、Cambridge University Pressが出しているものが公式問題集になります。
たくさん解いて、試験問題の型に慣れてしまいましょう!
スピーキングとライティングは専門のプライベートコースを受講した
ライティングは頻出問題があるので、頻出問題に対する回答を自分で書きながら、専門家に添削してもらうことをオススメします。
▶IELTSで多く出題される頻出ライティング問題50選はこちら
さらに、IELTSを専門に対策を行っているオンラインクラスのプライベートレッスンを受講しました。
日本にも会話だけで使う日本語があるように、英語にも会話でしか使われない単語や、単語によってはカジュアル過ぎるものがあります。
私がIELTSを勉強した経験から学んだことは、私達日本人は、意外とカジュアルと公式な単語の区別がついていないということ。
例えば、Guys という単語を会社の文書に使うのはカジュアルすぎです。
また、Totallyという単語も、私はネイティブからエッセイで使ってはいけないと注意を受けました。
そんな感じで、ライティングもスピーキングも、文法や発音の正しさだけでなく、言葉の選び方についてもネイティブから指導を受けることを強くおすすめします。
そのためには、プライベートレッスンが一番効率的だと思うのです。
IELTSは専門の試験対策が必要なので、専門のコースを提供しているところでクラスを受けてくださいね。
▶プライベートレッスンも提供しているPlusOnePointでIELTSの無料相談を受けてみる
まとめ|TOEFLでスコアメイクに悩んでいる人はIELTSを試してみて!
海外留学を考えている方で、TOEFLに悩んでいる方は、志望校がIELTSを受け付けてくれるのであれば、IETLSを試してみる価値は大いにアリです。
私は、TOEFLでスコアが92点から伸び悩んだところで、IELTSに切り替えて、英語のスコアをクリアしました。
IELTSはイギリス英語・紙&鉛筆・面接形式のスピーキングと少し癖はありますが、TOEFLよりずっと対策がしやすいと思いますよ。
IETLS対策の受験勉強は、公式問題集と専用コースを提供しているオンラインクラスを使うと、効率的に対策できました。
まずはIELTS試験の専門家に相談してみると良いと思いますよ。
がんばってください!