こんにちは、留学・海外就職で英文履歴書を作り込んだ「みりん」です。
今は、アメリカで働いています。
日本語の履歴書と英語の履歴書は大きく違います。
私も最初は本当に苦労しました。
最初に作って履歴書のプロ何人かに見てもらい、推敲に推敲を重ねて、今の履歴書を作り上げました。
今では、履歴書だけであればトップ企業からもお呼びがかかりますw
どうやって英文履歴書を書いたらいいかと悩んでいる方向けに英文履歴書(Chronological Resume)の書き方について紹介していきますね。
- 留学&海外就職用・英文履歴書を書くステップ
- 1. 英文履歴書のフォーマットとデザイン
- 2. 英文履歴書に記載する項目リストとその記載方法
- 3.英文履歴書のネイティブチェック
- 4. 英文履歴書を応募先別にカスタマイズ
- 5. 英文履歴書の完成度をチェック
留学&海外就職用・英文履歴書を書くステップ
英語での履歴書を書くステップについてまとめました。
最初にゼロから作る場合には、ネタだしから推敲も含めて早くて2週間ぐらいかかるのではないかと思います。
私なんて1ヶ月近くかかったのでは…
早めにはじめるのがオススメです。
英語の履歴書を書くためのステップ
- 履歴書のフォーマット&デザインを決める。
- 各項目に対して情報を埋めていく
- ネイティブチェックを依頼する
- (応募前)応募先ポジションによってカスタマイズする
- (応募前)履歴書の完成度を、無料判断サイトチェックする
ステップずつ詳しく紹介していきます。
1. 英文履歴書のフォーマットとデザイン
英文履歴書は、Wordで作成します。
デザインは自由。
日本のような決まったフォーマットはありません。
検索エンジンで「Resume Format」というキーワードで検索すると、いくつかサンプルが出てくるので、それを参考にして書いてみてはどうでしょう?
とりあえず、書き始めたいという方にはFree Resume Templates Hloom で、Resumeのテンプレートをダウンロードすることができます。
細かいですが、英文履歴書を書くにあたってフォントなどの注意事項を3点。
- Arial、Courier、Times New Romanといった標準的なフォントを使用する。
- ファイル形式は、PDFではなくWordかRich Textフォーマットを利用する。
- 文字の色は黒。
アメリカでは、求人広告を出すと、地域や会社によっては何百もの履歴書が送られてくるので、AIでふるい分けを行っています。
従って、英文履歴書をさくせうするときには、フォントやファイル形式にも気を配った方がいいとのことです。
AIが読める&人が見た時に見やすいデザインで、履歴書を書くという点が大事かと思います。
私がアメリカでの職探しをしているときは、誰も教えてくれませんでした。
特に、ファイル形式なんて、私はある時までずっとPDFで提出していましたよ。
理由は、PDFで見た目を整えておきたいと思っていた為です。
ただ、Wordで出した方がいいよとある時言われ、今はWord形式で提出するようにしています。
2. 英文履歴書に記載する項目リストとその記載方法
アメリカの履歴書は、日本の履歴書とは全く異なります。
各職務に関して、自分が行った仕事の内容と成果を詳しく記載していきます。
逆に、生年月日・年齢・出身国・顔写真といった情報は入れません。
では、項目を一つずつ説明していきますね。
連絡先(Contact Inforamtion)
- 名前、電話番号、電子メールアドレス、住所を記載します。
- 住所はオプショナルです。特に、現在住んでいる地域と違う地域の仕事に応募している場合には、住所は書かないほうがいいかもしれません。多くの場合、その地域に住んでいる人を対象に面接・採用しようとするので対象外に分類される可能性があります。
- 電子メールアドレスは、学生であれば学校のもの、社会人であれば恥ずかしくないユーザIDのものがいいと思います。
要約(Summary)
- 自分の経歴の概要を4-5行で記します。応募する職種によって、自分がベストの候補者なんだぞ!とアピールできるようカスタマイズしていきます。
- 普通は、Hiring Managerが目を通してどんな人かを理解するセクションです。
担当者がResumeを見るのは6秒だと言われているので、厳しいですがここで惹きつけられないと終了です。
職務経歴(Work Experinece)
- 自分の職歴を新しいものから順に箇条書きで書いていきます。
- 会社名、職種名、勤務地(都市名・国名)、勤務期間もあわせて記載します。
- 相手がその会社のことを知らないだろうなと予想される場合は、私は1行程度で勤めた会社の概要を記しています。
- 過去の職務ごとに、自身の役割とそのポジションで出した成果を2-3個ずつ記載していきます。日本の課長とか課長代理といったポジションは何をやっていたかがわかりづらいので、実際にやっていた仕事の内容に応じて、自分のポジションを名付けたほうがいいです。
- 自身の役割の説明と成果の部分は重要です。”■■のメンバーでした”という文には、多くの場合あまり意味がないので書きません。このセクションでは、自分が主体的に行ったことにフォーカスして書きます。例えば、”◯◯をして、△%売上を上げました”といった具合にです。◯◯の部分に、ぜひAction Verbsと言われる動詞を使ってください。Michigan State University - Action VerbsにAction Verbsのリストがあります。なお、文中に”I”や”We”といった主語は使いません。当然、主語は”I”だからです。
- 役割と成果では、何人のプロジェクトだったか、何%のコストを削減した、何%の売上をあげたかといった数値を記載することを強くオススメします。データがなければ、会社のコンフィデンシャル情報を明かさない範囲で、工夫して計算してくださいね。
学歴(Education)
- 大学以上の学歴を新しいものから記載します。
- 専攻・奨学金・コンテストでの受賞に関しても、あわせて記載します。
- 外国の場合、その大学がどんな大学かがわからない場合があるので、(もしプラスだと思えば)世界ランキング何位の学校ですと書いた説明文を1文だけつけてみるのもOKだと思います。
- クラブ活動等で、役員をやっていたのであれば、リーダーシップの証にもなるので入れたほうがいいです。
- 学生時代のインターンは、別セクションを作って記載しています。
その他(Additional Experience)
- 趣味や言語スキル等を2-3行書きます。
- 私は、旅行が趣味・日本語と英語を話せます・プログラミング言語に関して少しだけ記載しています。
- 面接の雑談用にと書いていますが、この項目に関して話したことは一回もないです。書いていない人も多いので書かなくても大丈夫です。
3.英文履歴書のネイティブチェック
英語が母国語でない場合は、履歴書のプロに推敲をしてもらうことを強く勧めます。
仮に履歴書が読まれても、文法が間違いだらけの履歴書だと読む気をなくしますよね。
経験上、英語がネイティブの履歴書を何枚か見たことがありますが、皆が履歴書を書くのが上手とは限りません。
私は、ここはケチらずにプロを活用するのをオススメします。
ネイティブでもお金をだして、履歴書の内容や書き方を見てもらったりしています。
ノンネイティブである私たちは、なおさらです。
私自身も今までに2-3人のプロにお金を払って、履歴書をアップデートしました。
4. 英文履歴書を応募先別にカスタマイズ
前述のステップで、基本となる履歴書はできたと思います。
あとは、応募するポジションによって、適切なカスタマイズしていく必要があります。面倒ですよね?
ただ、その手間で本当に働きたい企業で働くチャンスを貰えるのであれば、手間を惜しんだほうがいいと思いませんか?
私がやっているカスタマイズはこちら。
- Job Descirptiionで書かれているスキル・技術に関して、同様の経験がある場合は、必ず同じ単語を自身のResumeでも使ってください。例えば、Job DescriptionにCRM Softwareと書かれていたら、Salesforce等の違う言葉ではなく、CRM Softwareと自分のResumeにも書いてください。
- スペルも、Job Descriptionと全く同じ様に書いてください。
- MBAのような頭字語は、Master of Business Administration (MBA)のように、2つの表記で記載するのが無難です。
- 年は常に”2018年”のように4桁の数字で記入してください。
5. 英文履歴書の完成度をチェック
カスタマイズを終えたら、最後にJobscanというResumeの判定サービスを使って、自分のResumeが応募しようとしているポストのJob Descriptionに対してどれくらいフィットしているかを、判定して試してみてください。
先程も述べたように、履歴書はAIが自動判定しています。
そのAIの自動判定に通るかをJobscanでチェックし、足りない経験や内容などを示してくれます。
その結果をみながら、Resumeの内容をよりカスタマイズしていけると完璧です!
私も、自分の履歴書をJobscanで判定してもらいました。
Hard Skillに関しても、Job Descirptionでは述べられているけどResumeに出てきていないものがあれば、具体的に教えてくれます。
この結果を見ながら、過去の経歴をつくることはできませんが、キーワードに応じて書き方を工夫することができますね。
おつかれさまでした!
ここまでやれば、面接への連絡を待つばかりですね!
まとめ|海外就職用には英文履歴書が必須!ネイティブにチェックしてもらって完成度の高いものを!
自身で英文履歴書を作成した経験、今まで知人・専門家からもらったアドバイスをもとに英文履歴書の書き方についてまとめました。
海外留学や海外就職時の履歴書提出時にも利用できると思います。
少しでもお役に立てると幸いです。
GAFAMの米本社からも声をかけてもらったことがある、私自身の履歴書のサンプルや、様々な英文履歴書のプロ、欧米のリクルーターから教えてもらったことを詰め込んだ記事を書きました。
もしよかったらどうぞ。