大人になってからの英語勉強、大変ですね。
私も試験のための英語勉強は大嫌いで、英語の勉強はしていませんでした。
そんな私でも、今はアメリカで英語を使って、アメリカ人と仕事をしています。
ここでは、私が実践した英語の勉強法をご紹介します。
- 仕事で必要な英語力は?
- 実際に試した大人の英語の勉強方法は?
- さいごに
仕事で必要な英語力は?
仕事で必要な英語力は、正直仕事の内容によります。
同じ大企業でも、国内系の部署は全く英語を話せなくてもOKでしたし、海外系の部署は英語が話せないと仕事にならない、そんな状況でした。
詳しくは、下記の記事が参考になると思います。
実は、私も20代のときには全く英語を勉強していませんでした。
その頃のTOEICの点数は400点台か500点台前半でした。
英語に対して情熱もやる気もなかったので、そんなもんです。
仕事で転機が訪れ、30歳になって必要に迫られ英語の勉強をはじめました。
その後、1年経った頃にはTOEICの点数は850点を超え、イギリス留学を行いました。
▶海外生活1年でTOEICの点数がどれだけ変化があったかを記した記事はこちら
まだまだ、帰国子女やネイティブと同じくらいの英語力とは言い難いですが、仕事の会話はほぼ80−90%理解し、自分の意見を伝えることができます。
今は、なんとアメリカで英語を使って仕事をしています。
そんな私が、どうやって30歳を過ぎて英語を身につけていったのかを紹介していきます。
実際に試した大人の英語の勉強方法は?
私は、数年間のタイムスパンで英語力を伸ばしました。
最初に英語力がめざましくアップしたと感じたのは、1年目ですね。
ヒアリングがめざましくアップしました。
スピーキングがアップしたのは、2年目〜3年目。
スピーキングは話し続けないとうまくならないので、英語を話し続けるのみです。
色々な人と話をして、言い回しや単語を覚えていくというやり方で私は身につけました。
ただし、英語学習も5年をたつと、単語力なんかはアップし続けるものの、ヒアリングやスピーキングは最初ほどはうまくなったという実感を得にくかったです。
短期集中で、一気に英語力をアップするのが良いですね。
詳しく紹介していきます。
1年目:英語に慣れるための勉強にフォーカス
オンライン英会話でほぼ毎日30分英語を話して、基本フレーズをものにした
参考:レアジョブ英会話
英語は筋トレと同じだと知り合いの人が言っていましたが、私もそう思います。
特に話す力の方は、英語を話していないと英語が出てこなくなります。
とにかく、量をこなして英語の基本フレーズは覚えてしまった方がいいので、おススメは安く受講できるオンライン英会話です。
例えば、レアジョブ英会話であれば、2回の無料レッスンもついていますし、1回のレッスンが約130円とコーヒー代くらいで受けられます。
私もレアジョブ英会話を1年間受講し、英語の基本となるフレーズを毎日練習しました。
英語のラジオを流しっぱなしにして、英語の単語が聞こえるようになった
睡眠学習と信じ、寝ている間も流しっぱなしでした。
役に立ったのかはわかりませんが、ずっと英語を聞いていると、3ヶ月目ぐらいから英語がところどころ聞こえてきたのは事実です。
私の主人はテレビでやっていたようですが、同じことを言っていました。
12ヶ月たっても全てわかるとは言えなかったですが、最初の頃と比べたら明らかに英語が聞こえるようになっていました。
何度も出てくる、わからない単語はノートに書き出して意味を調べた
日本語でも一緒ですが、英語のネイティブスピーカーも同じ様な単語を使って話しています。
また、個人によってもどんな単語をよく使うかの癖があります。
従って、よく使われている単語の意味と音を覚えてしまえば、文法は別として、意味はわかるようになります。
何度も耳にする意味のわからない単語は、ノートに書き出して覚えてしまうことをおススメします。
また、会話から入るより、電子メールなどで使われている英語の文章から、わからない単語を拾うほうが難易度が低く、取り組みやすいかもしれませんね。
英語字幕の海外ドラマを、わからない単語を書き出しながら観た⇒挫折
結局、1時間のドラマを観るのに何時間もかかり、手間がかかるので途中でやめました。ただ、日常会話の言い回しを知るには良い方法です。
ただ1つだけ注意を。
英語学習に使うなら、自分が話したい英語を話すドラマを題材にしたほうがいいです。
私は、当時流行っていた「24」という暴力もたくさん含まれている警察もののアメリカドラマを観ていたのですが、主人公の警察官の言い回しを、ニュアンスを理解せずにそのまま仕事中に使っていました。
イメージで言うと、やくざが話す日本語を職場で話していたイメージです。
アメリカ人の同僚からは、どこでそんな単語を習ったんだ?と悪い意味でツッコまれていました。
もう少し品のいいドラマをみて、英語は勉強するべきです。
2−3年目:英語の理解度をあげる(インプット)
留学しようと決意。
留学のためにはTOEFLやIELTS等の英語テストで高得点をとる必要がでてきたため、本気で英語を勉強しはじめる。
バリューイングリッシュを利用し発音を矯正した
レアジョブ英会話は英語に慣れるという意味では役に立ちましたが、もう少し発音を直してもらったり、質の高い英語学習がしたいと思いバリューイングリッシュを定期的に20回ほど利用し、発音矯正に取り組みました。
特にRとL、THとSは苦労しますが、絶対に身につけた方がいいです。
英語の書き取りを行い、より細かな音が聞こえるようになった
TOEFLの聞き取り問題を聞き、1語1句ノートに書き出すという、修行のような勉強を半年ほど続けました。
面白くないので辛かったですが、おそらくこの勉強のおかげで、細かい音が聞こえるようになったと思います。
知らない単語は調べてノートに書き出し、よりみんなが言っていることがわかるようになった
知らない単語は聞こえないので、単語は覚えるしか仕方ないです。。
簡単な英語の本を読む→挫折
4−5年目:英語で議論をする(アウトプット)
無事にイギリス留学できることになり、完全に英語漬けの生活となりました。
この頃、イギリスで夏休みにインターンをしたいと思い、イギリス企業の面接を受けまくり、運良くロンドンで3ヶ月間働くことができるように。
英語の面接に合格し、英語だけの環境で働いて一定の成果を残すことができたのは、自信につながりました。
わからない単語はノートに書き出して、意味を調べた
授業では、なじみのない単語が多く使われていたので、授業の理解度をあげるために、教科書に出てくる単語を書き出していました。
また、自分にバックグラウンドがない科目の授業の前には日本語の本を読んで、大体の内容を理解し授業にでるようにしていました。
授業で発言し、下手な英語で話すことが平気なメンタルを身につけた
他のクラスメイトが私の発言中どんな反応するのかを気にするのは嫌だったので、なるべく前の方の席にすわり、他の生徒があまり見えない状態で発言できる環境を作っていました。
海外で働いて会議に出たら、ある程度の発言を求められるので、学校で発言の練習を行うことができたのは役立ちました。
ノンネイティブのクラスメイトと話して、英語を話すことに対する苦手意識を取り除いた
ネイティブと話すのは敷居がたかいと感じる頃は、英語が第二言語であるヨーロッパ人やアジア人と多く話していました。
また、言っていることがわかりづらいクラスメイトは、わざと話しかけて1対1で話すようにし、その人の英語の発音の癖に慣れるようにしました。
(英語面接対策)想定質問に対して、ロジックから使いたい単語まで準備して、一発勝負の英会話への対応策を学んだ
授業のディスカッションぐらいであれば、1人の発言がわからなくても前後の人の発言の内容から流れがわかるので、ある程度流れに沿った発言をできるものの、面接のような1問1答のようなものだと、その質問の1文がわからないとアウトなので、すごく緊張しました。
海外は電話の面接でフィルタリングが行われるので、想定質問を書き出し、それに対して回答したい内容を箇条書きで書き出すということを毎回行っていました。
その甲斐あって、最後の方に受けた面接で、ネイティブも含めて20人近くが応募していたイギリスの企業からインターンのオファーをもらうことができました。
さいごに
今は、あまり英語の勉強らしいことはしていないので、英語の力が伸びている感覚がないので少しまずいなと思っています。
まだまだ仕事でもわからない単語に出くわすことがあります。
地道に日常に出くわしたわからない単語を覚えて、英語の言い回しを覚えていくしかないと思います。
英語が話せると旅行もより楽しくなりますが、何より伝えよう、相手の言っていることを聞こうという姿勢がいちばん大事だと思います。
また、国によってはなぜローカルの言葉を話さないんだと言われたこともありました。
英語ができるからと甘えずに、その国の文化を知るために、せめて「こんにちは」「ありがとう」ぐらいは旅先の言葉を勉強していきたいと思っています。