転職活動中、前職の給料を聞かれたらどうします?
この質問、なんと答えたらいいのか困りますね。
私の経験談も交えながら、どう答えるといいのかを紹介していきます。
前職の給料・希望の給与額は面接でも聞かれる!
給料は、海外でもよく聞かれる質問のひとつです。
給与交渉を行うタイミングは、
最終面接が終わって合格の通知をもらったタイミングです。
私の今の会社の給与交渉は、最終面接後の合格の電話をもらったあと。
面接でも一切、給与に関して触れられることはありませんでした。
しかし、他の会社では、最終面接で給与はいくら欲しいですか
と聞かれた経験があります。
また、転職エージェントを使って転職する場合、
面接を行う前に希望の給料額を聞かれることが多いです。
おそらく、給料レンジからハズレた人を無駄に面接してしまうことを
避けるためだと思います。
いつこの質問を聞かれてもいいように、転職をすると決めたら、
なんと答えるべきかを準備しておくことがオススメです。
給与交渉を行う前に給料の下調べは必須!
自分の現在の給料が、他の人と比べて高いのか安いのかを調べておくことは必須です!
提示された金額に対して評価できませんからね。
必ず、給与の平均額を下調べしておいてください。
前職の給与を聞かれたら正直に答えるな!交渉の意思を示して
給与交渉の過程で、現職の給与額を聞かれることがあります。
しかし、正直に答えてはいけません。
うまく、前向きな言い方で、交渉する意思があることを伝えることが重要です。
以前はね、私もなにも知らなかったので正直に答えていました。
自分の給料が市場平均より低いと気づいてから、
自分の給与を正直に答えるのを辞めました。
知り合いの中には過去の給与に上乗せして答えたことがあるという人もいましたが、
信頼関係なので、ウソを付くのはまずいです。
だから、私はハッキリとは答えません。
私は1000万円かけてMBAを取得したのですが、MBAで学んだことのひとつが交渉術。
交渉術で大事なことは、自分から先に数字を言わないこと。
例えば自分が500万と言ってしまった場合、もしかしたら相手は800万円でオファーしてくれるかもしれないのに、600万でどうかと提示を受けるかもしれません。
それでは自分を安売りしてしまいます。
だからこそ、数字は相手に先に言わせることが大事です。
では、相手に数字を言わせるためにどうすればいいのか?
私自身が転職活動を行ったときは、こう切り替えしました。
「住んでいる地域の同じ職種の平均額は欲しい。金額を提示してほしい」
そこで先方からオファーがあった金額が、自分が下調べをしていた額よりは上の金額だったので、その金額でOKという返事をしました。
でも、気になって、他の人たちはどう答えているのかを調べてみました。
こちらのサイトでは、3つの戦略が紹介されています。
1. Give a Salary Range
2. Flip the Question
3. Delay Answering
参考:How to Answer “What Are Your Salary Expectations?” | The Muse
1番は、自分がほしい金額の上の方の金額、例えば800万〜1000万円が欲しいのであれば900万から1000万欲しいと伝える方法。
2番は、会社側に逆にいくらだったら出せますかと尋ねる方法。
3番は、仕事の内容や他の福利厚生を考慮してまた後で話しましょうと伝える方法。
いかがですか。
私が試した方法は1番だったけど、
もしかしたらもっと交渉できたかもと思ったりもします。
数字のレンジを言うと、やっぱりそれがアンカーになってしまうので、
あまりオススメではないですね。
他のサイトでは、3番のほうがオススメされていました。
仕事の範囲や給与体系(ボーナスとか福利厚生)を聞いた上で、話し合って決めたいと答えるのが良い回答例と示されています。
Example of Best Answers
My salary range is flexible. I would, of course, like to be compensated fairly for my decade of experience and award-winning sales record. However, I'm open to discussing specific numbers once we've discussed the details of the position.
とはいっても、結局は給料の話をしなければいけないので、どうするんだろうなというもやもや感はありますね。
私は次の給与交渉では、会社にいくらなら払えるのかと尋ねる
2番の戦略で行きたいと思います。
まとめ|給与の提示は会社側から
前職の給料をきかれたら、ハッキリとダイレクトには答えないのが鉄則です!
私は、平均以上の給与がほしいと伝えましたが、それもベストではなかったですね。
仕事内容や福利厚生などを精査して相談したいと伝えるのがベストです。
そして、必ず先方から先に給与の提示を受けること。
それが最も大事です。
転職最中の給与交渉は少し気まずい雰囲気もありますが、
ココで交渉しないと、入ってからなかなかあげてもらうことはむずかしいので
ぜひ最初にしっかりと交渉しておくことをオススメします。
転職時に給与交渉せずに入社してしまって後悔した私が言うので間違いありません。
みなさんの転職がうまくいきますように。