私の過去2回の留学・赴任経験をふまえて、これから世界一周や留学・赴任で、日本を長期間離れるあなたにオススメしたいことの一つは、日本出国前の健康診断(人間ドッグ)です。
その理由は、3つ。
- 海外での医療機関の受診は英語が難しい
- 海外は医療費が高い
- 海外では日本人の身体を熟知した診察が受けられない
本記事では、私が健康診断の受診をオススメする理由とオススメする人間ドッグ・健康診断についてご紹介します。
健康診断の結果は、先生によっては英語化して、留学先の大学へ提出することもできるので一石二鳥ですよ。
理由1:海外での医療機関の受診は英語が大変
病院の英語は、学校では習わない単語のオンパレードです。
仕事で英語を使っていても、TOEICで900点をとっても、病院での英会話は学校では習わない英単語がでてくるので、何を言っているかがわかりにくいです。
海外で生活して数年経ちますが、今でも私は アメリカで病院に行く前には、使われそうな英単語を予習してから行くようにしています。
海外の病院で、何となくYesといって大事なことを聞き逃しては命の危険もあるので慎重に判断したいところです。また、海外、特にアメリカは契約書社会なので、病院での受診前に大量の契約書にサインさせられます。私が親知らずを抜いた時は、4−5個の英語の契約書・誓約書にサインしました。契約書がある程度何を言っているかがわからないと、怖くてサインできませんよね。
海外での受診は、英語のいい勉強にはなります。ただ、病気になった時に英語を勉強する気力がありますか?
病院の英語は慣れないので英単語が難しい。病気・怪我の時には英単語を確認する余裕もないので、海外での医療機関をなるべく受診しなくていいよう、出国前に健康診断の受診・治療をオススメします。私も留学前には健康診断を受診、悪かった箇所は全て治療してから出国しました。
理由2:医療費が高い
海外での治療費は、数日間の入院でも数百万円単位でかかります。
詳しくは、海外での事故例|ジェイアイ傷害火災をご覧ください。
自身の経験からも、これは大げさな話ではないと感じます。
例えば、主人が胃炎で緊急病院にかかった時は、
実質30分程度の検査を受けただけ(2時間ぐらいの滞在)で
約30万円の治療費がかかりました。
保険にかかっていたので、全額負担ではありませんでしたが、
アメリカ在住でも約8万円も支払いました。
この病院への高額支払いの経験から、
海外で病院にかかる機会を最小限にしておくべきだと感じています。
理由3:日本人の身体を熟知した診察が受けられない
日本人の体を熟知しているのは日本人です。
アメリカで腰痛になり、地元で評判の良かった整骨院に行きましたが何度通ってもよくならない。
アメリカのやわらかすぎるベッドが原因ではないかと思い、自己判断でベッドを変えたら治りました。
医者にはベッドが原因だと思う、と何度か聞いたのですが違うと断言されていました。
おそらく、ベッドが柔らかいのが当たり前であるアメリカの医者には、ベッドが柔らかいことで生じる弊害が想像できなかったのだと思います。
この経験から学んだのは、日本人の身体はそれに熟知した先生から診断・治療を受ける方がいいということです。
当然ですが、海外で日本人の生活習慣や身体のことを知っている先生は限られます。
この点を考慮しても、日本で健康診断を受けておき、なるべく海外での受診は最小限にすべきかなと思いました。
まとめ|出国前には、安くて安心な診察が受けられる人間ドッグの受診が絶対にオススメ!
長期間に海外に行かれるかたは海外旅行保険に入ると思いますが、あわせて出国前に健康診断の受診をオススメします。
理由は、医療機関での英語の難しさ・医療費・日本人の身体・生活習慣に対する熟知度合いの3点です。
もちろん、私も、赴任・留学前には人間ドックを受診しました。
忙しい・経済的に検査を済ませたい方には、人間ドッグと同じ精度で安く検査を受けられる検査キットでもいいかもしれませんが、英語での診断書が必要な場合が多いので、人間ドッグを受けることをオススメします。
人間ドッグの検索は、人間ドッグのここカラダが、都道府県・受けたい検査別に一括検索できるので便利です。