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【実録】アメリカ西海岸で起業体験〜3ヶ月で100ドルを稼ぐまで

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数年前、アメリカ西海岸の大学院で起業体験のクラスを受講しました。

5〜6人でチームを組んで、3ヶ月間でお金を稼ぐことを目的にした授業です。

授業とはいえ、体験の枠を超えてチームのメンバーと喧嘩をしながら、大人たちが本気で取り組みました。

私の成績は良くなかったのですが(笑)、一番役に立ったし、自分の価値観を変えた起業体験だったので本記事で紹介します!

アメリカ西海岸の大学院の起業体験クラスの基本情報

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アメリカ西海岸にある大学院の一授業として、起業のクラスが行われていました。

3ヶ月間(ワンセメスター)のクラスで全12回ほどだったと思います。

最近では世界中の多くの大学で起業のクラスが行われていますが、やっぱり起業のための仕組みや人脈、そしてノウハウがあるのはアメリカ西海岸だと、いろいろな国を訪問して感じたので、イギリスに留学中でしたが、交換留学の制度を利用して、アメリカ西海岸の大学院に、起業を学びに行くことにしました。

 

その大学院自体は、社会人も受け入れている大学院だったので、私が通っていたコースの授業は社会人学生が参加できるように毎日18時〜21時に行われていました。

実際には、私が参加していた専攻の学生だけではなく、色々な専攻の学生が参加していたようです。

 

アメリカ西海岸の大学の起業クラスの講師陣

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シリアルアントレプレナーと言われる、何度も起業して成功している、今はベンチャーキャピタルとして活躍してるアメリカ人3名が講師として教えていました。

 

女性1名、男性2名の講師陣でしたが、毎回3名がクラスに来て、クラスの前半は講義、後半はグループワークでした。

毎回、グループワークの宿題が課されました。

例えば、次の授業までにインタビューを10人にしてくること、起業したいビジネスアイデアを考えていること、ビジネスモデルを考えてくることといった課題があり、次の授業で発表するという流れになっていました。

 

平日は色々と忙しいので、多くの場合は週末などにクラスメイトと大学や自宅に集まって議論をし、かなり時間をかけて取り組みました。

 

アメリカ西海岸の起業クラスの様子と雰囲気は?

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実際に3ヶ月間でどんなクラスが行われ、私たちがどうやって最初の100ドルを稼いだのか、実際の体験談を紹介します。

言うのは簡単、やってみると議論と紆余曲折だらけで、楽しかったけど辛くもあった、人生を変えた3ヶ月間の赤裸々体験記です〜。

全くバラバラのバックグラウンドを持つ私のチームメイト

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私のチームメイトは私を入れて5人。

不動産会社営業のアメリカ人Dさん、マーケティング専門で仕切りたがりの台湾人Lさん、頭が良くて要領がいいIT系インド人のYさん、IT系研究者の韓国人Sさん、そしてIT系日本人の私というチームでした。

2回めのクラスまでにチームメイトを決めなければいけなかったのですが、私はみんなの自己紹介を見て、NASAで働いたことがあるという韓国人Kさんだったらうまくやれるかもと思い一緒にチーム作らないと声をかけました。

そこから人を増やそうと思っていたのですが、台湾人LさんがKさんに接触。

で、私はKさんのおまけのような形で、Lさんのチームに吸収される形になりました。

 

終わった話なのでぶっちゃけると、このチームは本当にやりづらかったですね。

Lさんが曲者で、私は本当にウマがあわなかったので、このクラスが終わってこれからも続けないかとDさんがみんなに切り出してくれたのですが、メンバが嫌だったので、私は適当な理由をつけて断ったぐらいです。

ビジネスはいいところに目をつけていたと思うのですが…

 

起業クラスはレクチャーとグループワークの二本立て

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チームが編成されると、次の授業で先生たちから、「お前たちは3ヶ月後にはお金を稼ぐことを目標としてやってくれ、遊びじゃないぞ」というゲキが飛びました。

これで、私達自身も、クラスという意識ではなく、お金を稼ぐんだと身が引き締まりました。

ステップ1.世の中で困っていることをリストにする

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最初にやったのは、世の中で困っていることをリストにしろということ。

普通にアイデアを考えるときは、世の中で困っていることに注力せずに、解決方法だけに注力して、元々何のためにやっていたんだっけということが多いのですが、このクラスでは常に問題にフォーカスしろと毎回言われました。

私たちもついつい問題解決方法から問題を作り上げてしまうことがあったのですが、そういうときは間違いなくツッコミがはいり、問題の解決方法は忘れろ、問題は何だ?どれだけ困っている問題なのかと口を酸っぱくして2ヶ月ぐらいは言われましたね。

 

ステップ2.めぼしい課題に対して専門家5人にインタビューする

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取り組むことができそうな課題が見つかったら、その課題が本当に課題なのかを検証するために、専門家にインタビューをしてこいと言われました。

ちなみにこの専門家たちは自分たちで探すことが求められます…

アメリカは授業だからといってお膳立てをしてもらえるわけではなく、自分でなんとかしないといけないんです‥

実は、ここは私が唯一活躍できたところです。

元々、リンクドインのハードユーザーだったので、リンクドインで知らない人にメールを出して無視されるのは慣れていたので、大学の卒業生でその業界で仕事をしている人にメールを出し、好意的な返事をもらえた人と電話インタビューをさせてもらえるようにお願いしていきました。

30分〜1時間ぐらいの時間をもらって、予備調査などをもとにリストした質問事項を訪ねていきました。

 

ステップ3.潜在的な顧客にインタビューしてビジネスアイデアを検証する

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私たちが考えたビジネスアイデアは、中小企業向けにオフィス家具やテーブルなどを販売するビジネス。

ロサンゼルスのサンタモニカというおしゃれな繁華街があるのですが、韓国人Kさんと週末にサンタモニカに行き、レストランや美容室などのお店にアポ無しで訪問。

オフィスの家具はどうやってどこで買ったんですかといった、質問をしていきました。

 

最初は、恐る恐るだったアポ無し訪問も、段々と度胸がついてきて、数時間もしたら意外に平気になってきたところに自分でもびっくりしました。

ロサンゼルスという場所柄なのか、冷たくあしらわれなかったのは唯一の救いでした。

ここで感じたことは、こんな度胸を試される宿題を常に行っていたら、それは国際的な場面でもアメリカの人たちはガンガン意見をいえるよな〜とアメリカの強さを感じました。 

 
ステップ4.ビジネスモデルキャンパスを描く

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こんなプロセスを繰り返しながら、日本語でも紹介されているビジネスモデルキャンパスを実際に完成させていきました。

クラスの中で、今日はこの部分を完成させようという設定があり、議論してクラスで発表。講師陣に突っ込まれるということを繰り返しました。

 

ビジネスモデルキャンパスがわかりやすいのはこちらの本。

私も持っていますが、オススメです。

 

ステップ5.実際にパートナーを探してビジネスを始める、ついに100ドルを稼いだ!

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最初はオフィス家具の販売を考えていたのですが、毎週の議論や活動を通して、経営破綻したオフィス家具にビジネスチャンスがあることを見つけました。

経営破綻などでオフィスを占める際に、実はまだまだ使えるオフィス用品がゴミとして残されており、そのオフィス用品は、解体業者が持ち帰ってきて倉庫に保管。

そのオフィス用品は解体業者も取扱いがわからず、1年に1回教会に寄付するだけだったという状況に気づき、その倉庫で眠っているオフィス家具を私たちが販売してあげるので手数料をくださいというビジネスを作り上げました。

実際に、私たちはDさんの知り合いの解体業者に話を持ちかけ、そのオフィス用品を売ってあげるから売上の一部(というか大部分)を私たちが手数料としてもらえないかと提案したところ、先方もゴミを処分できると快諾。

そのときには、とんでもない手数料が入ってくるビジネスができあがっていました。

 

実際にオフィスの解体業者の倉庫に行き、どんな製品があるかを確認し、実際に売れるのかを確かめるために、アメリカの有名な掲示板「クレイグリスト」に投稿していきました。

 

仕入れ値がゼロという破格なものだったので、私たちも値段はかなり競争力があったと思います。

投稿してすぐに、買いたいという問合せがありました。

すぐに次の週末に、買いたいと言う人たちと待ち合わせ時間を設定。

実際に商品を見せて取引を終了するということを何件か行い、すぐに100ドルを稼ぎ出しました!

実際には、机や黒板などを何点か現金で販売しました。

コストは人件費だけですから、かなりの粗利です。

 

このときに、お金って仕組みさえ作れば、意外に簡単に稼げるんだと実感しました‥

 

私たちのビジネスのポイントは、ガラクタ品の処理に困っている事業者を見つけることができたこと。それに尽きると思います。

彼らのガラクタを処分してあげて、さらにその事業者には新しいビジネスをつくることができたので、事業者にとってもWIN-WINのビジネスを成立させることができました。

 

ステップ6.集大成のプレゼンテーション

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課題〜実際に100ドルを稼ぐまでと、今後の成長戦略や鉛筆ナメナメの財務分析を15分ぐらいのプレゼンテーションにまとめて、クラスメイトの前で発表しました。

私たちのように実際にお金を稼いでいたグループは、クラスの1割ぐらいいました。

私たちの他にも、台湾でカスタマイズカーテンを作って販売するビジネスをしているチームは実際に顧客を見つけてお金を稼いでいましたね。

 

ステップ7.レポートにまとめる

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発表後は約10ページぐらいのレポートに下記のことをまとめました。

レポートは5名で分担し、各自書きあげて、後で結合させて、最後に通して読むというやり方で仕上げました。

レポートの内容は下記のとおりですが、スタートアップがベンチャーキャピタルに事業説明にいく内容と似たような内容だと思います。

さすが西海岸の授業だけあり、実践に即した形になっていますね。

  • エレベーターピッチ
  • 業界が抱える課題と市場規模
  • 競合調査
  • 自分たちの解決案とビジネスモデル
  • スケジュールとマイルストーン
  • 財務分析
  • チーム
  • まとめ

 

まとめ|起業に興味があるけど何をはじめたらいいかわからない人には、何かクラスを受講してみるのがオススメ!

アメリカの西海岸では、本当に実践的な起業の授業が行われていると感じました。

私が留学していたイギリスの学校ではこういった授業はなかったし、ここまで役に立ったクラスはなかったです。

 

私自身は会社員の家庭に育ち、就職も大企業で、起業やビジネスとは縁のない環境にいました。

自分でお金を稼げるなんて思っても見ませんでした。

300%会社員のマインドでしたから。

そんな私でも、実際に3ヶ月間、一連の流れを経験したことで、あぁこうやって最初の100ドルを稼げばいいのか、私でも何かできるかもと感じたぐらいです。

 

ただし、すべての人にオススメとは思いません。

起業を自分ではじめることができる人たちもたくさんいるので、そういう人たちにはこういう授業は必要ないです。

 

でも、多くの人は起業に興味があるけど、どうやってはじめたらいいかわからないと思っている人も多いハズ。

起業に縁がなかった人たちにとって、こういった起業のクラスはためになると思います。

意外にこういうことが縁で、実際に起業をしなくても、社会の見方が一気にかわります。

私は変わりました。

 

座学も少しは必要だとおもいますが、面倒だけど手が動かせる機会があるクラスのほうがずっと力になると思います。

正直、毎週の課題は泥臭くて恥ずかしい事も多いし、チームメンバー間で意見が合わなくて険悪になることもたくさんありました。

ただ、そういうことを乗り越えたという経験が、意外に自分の次の自信になるんですよね。

 

実は私もこのクラスに通ってから、人生が変わりました。

会社員として働く傍ら、副業でお金を稼ぐようになりましたし、世の中の味方が180度変わりました。

うまくいかなかったけど、別の友達と起業もしました。

 

まずは、ビジネスのオンラインコースで有名なグロービスのオンライン動画コースで基礎力を蓄えながら、実践が経験できるクラスやコースを見てみてはいかがでしょうか。

 

副業で、毎日の生活も楽しくなりますよ!

 

 

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