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アメリカ中小企業で働くプロダクトマネージャーの一日を紹介

最近話題にのぼることが多くなってきた「プロダクトマネージャー」。

日米で、合計8年間プロダクトマネージャーの仕事を行ってきました。

本記事では、アメリカ西海岸の中小企業で、B向けプロダクトマネージャー(どちらかと言えばプロダクトマーケティングマネージャーの仕事内容に近かったかも)を行っていたときの一日の様子を紹介します。

プロダクトマネージャーの仕事ってどんな感じかをイメージしたい方におすすめの記事です。

アメリカのIT系中小企業で働くプロダクトマネージャーの一日

日によってスケジュールは違ってくるのですが、月〜木はだいたいこんな感じの一日を過ごしていました。一方、金曜日はあまり会議が入らないので、自分のドキュメント書きや技術的やインダストリーの勉強などを行っていました。

ちなみに、私が勤めていた会社の給料は年棒制。残業手当はないので、いかに効率的に仕事をこなすかを常に考えていました。

 

朝9時30分 出社

たまに8時、ひどいときには朝5時30分から会議に出たこともありますが、多くの会議は朝10時ごろからはじまるのでその前に出社。早朝の会議のときは、自宅から参加。会社に到着したらまずはコーヒーを入れて、メールチェック。その日に処理すべき緊急の問題がないかをチェックして、その日のTo doリストを作ります。

 

朝10時〜12時 会議

3時間時差がある東海岸にいる同僚と多く働いていたので、多くの会議が東海岸の午後早く・西海岸の午前中に入ってきました。会議の主なトピックは、チームミーティング、お客様案件の相談、エンジニアとの会議などです。基本的には、アメリカ人との仕事だったので全て英語。最初はその会話についていくことができなかったのですが、段々とポイントを抑えて意見を言えるようになりました。

 

12時〜13時 ランチ

近所のレストランに同僚と食べに行っていましたが、最近はランチ時間に打ち合わせが入ることもあること、さらに健康が気になってきたので、お弁当を持参することが多くなりました。近所のレストランに食べに行くときは、徒歩圏内にレストランがないので、同僚と車をシェアしてベトナム料理のフォーやインド料理、たまには皆で飲茶を食べに行くこともあります。たまに、カンパニーランチと称して、レストランで買ってきたピザやBBQが振舞われることも。

 

13時〜16時 メール処理・ドキュメント執筆・競合調査

この時間になると東海岸は夕方。東海岸からのメールは途絶えます。

 

午前中は会議に時間を取られることが多かったので、メールの処理は少し一息ついた午後に行うことが多かったです。日々のメールは、製品自体が開発よりは販促を頑張る時期にあり、私も販促に多く関わっていたので、製品の仕様に関する営業や技術系営業からの質問メールがかなり多かったです。また、製品の価格が高すぎるので特別割引を提供せよといったプライシングの相談も多くきていました。年度末になれば、来年度のロードマップに沿った予算の計算なども行っていました。

 

メールの返信以外であれば、プロダクトマネージャーとして製品仕様書やマニュアル、ホワイトペーパーの執筆もこの時間に行うことが多かったです。半年に一度ぐらいの頻度で、ロードマップや製品戦略を上司に説明せよという機会もあったので、それにあわせて、自分の製品のお客様の製品の使用状況や解約の分析・成長戦略・競合調査も行っていました。

 

たまに、午後も会議で終わってしまうことも…。基本的には会議は嫌いなので、あまり会議を入れないようにしていますが、忙しいと会議に忙殺される日も多々ありました。

 

16時〜18時 日本との会議

日本をはじめとするアジアのメンバーと働いていたので、夕方には週2ぐらいのペースでアジアとの会議が入ることが多かったです。製品に関する会議や日本とアジアをまたがるグローバル案件などを中心に話していました。日本のメンバーとであれば日本語ですが、現地のメンバーが入るときは英語での会議でした。

 

アメリカと他国のメンバーで一緒に仕事をすると、仕事の進め方の違いによるカルチャーショックが多々起こり、私はその二つの文化の狭間で戸惑うことも多かったです。

 

18時 帰宅

西海岸のメンバーは朝8時ごろに会社に来て、15時から帰宅がはじまるので、この時間に会社に残っているメンバーは殆どいません。日本との会議が長引くときは、15時過ぎに帰宅して会議に入っていましたが、普通は18時か19時まで会社で仕事をして帰宅していました。

なお、アメリカでは会社のノートPCを自宅に持ち帰るのは普通なので、毎日持ち帰って、緊急時に対応できるようにしていました。電話がかかってきたときは帰宅後もノートPCを開いて仕事をしていることもありましたが、基本的には自宅では仕事をしないようにしていました。ただ、会社から携帯電話が支給されており、メールが到着したらすぐにチェックできる環境だったので、なかなか仕事を私生活から切り離すことは難しかったですね。

 

時には、更に夜遅くまで仕事をすることもありましたが、基本的には朝9時半〜18時・18時半で仕事を切り上げて帰るという生活をしていました。私の上司も同僚もすべて東海岸にいたので、勤務時間などは殆ど管理されていませんでした。しかし、仕事をしないと、あちらこちらからクレームが上司に集まる会社だったので、西海岸での勤務は気楽でしたが、あまりサボったりはできない仕事環境でしたね。

 

他のテック企業のプロダクトマネージャーの一日

他のIT系テック企業のプロダクトマネージャーの働き具合がわかる記事があったので、合わせて紹介しておきますね。

Googleのプロダクトマネージャーの一日

medium.com

マイクロソフトのプロダクトマネージャーの一日

productcoalition.com

 

さいごに

アメリカ西海岸でプロダクトマネージャーとして働いていたときの一日のスケジュールを紹介しました。私のチーム・同僚は、ほとんどが東海岸で、たまにアジアのメンバーとも働いていたので、会議はすべてオンライン会議でした。そのおかげで、英語が理解しにくいので、苦手だった電話会議もかなり慣れました。電話会議が多いのはアメリカならではかなと思います。

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